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ハワイが全米最悪の感染拡大で深刻な危機に 小倉智昭のラーメン店も来客が10分の1「家賃が銀座並みに高いのに」と恨み節

   例年なら観光客のかき入れ時の米国ハワイに今、まったく人がいない。ビーチもストリートもガラガラだ。

   州政府によると、ハワイの新型コロナ感染者数は再び増加傾向にあり、拡大ペースは全米で最も高いレベル。8月11日(2020年)時点で感染者3756人、死者34人。「ハワイ・ニュース・ナウ」によると、実行再生産数はサウスダコタ州が1.2に対し、ハワイ州は1.6。州保健局長は「8月1日に予定していた観光客の受け入れ制限の一部緩和を少なくとも数カ月延期すべきだ」と訴えた。9月まで市営・州立の公園やビーチは閉鎖された。

ハワイは東京でいえば毎日1000人レベルの感染者数

   観光客が来ないため、経済も危機的状況に陥っている。とんかつ店「銀座梅林」ハワイ店の責任者は「例年の1~2割程度の売り上げ」という。観光業者は「仕事がゼロに等しい。廃業しなければならない状況」と話す。人気のレストラン「トップ・オブ・ワイキキ」は店を閉めており、高級ホテル「ハレクラニ」に至っては休業を発表。

   昭和大学医学部の二木芳人客員教授「ハワイの人口は東京の10分の1程度。東京でいえば毎日1000人レベルの感染者数ということになる」

   司会の小倉智昭がハワイで経営するラーメン店「ラーメンなかむら」の社長は、「店を閉めていても開けていても地獄」と語り、小倉も「平均すると1日230人のお客さんがいたのに、今は10分の1以下。ワイキキの家賃は去年から急に高くなり、銀座並み。うちの店でも約200万円になる」と窮状を訴えた。

   二木教授は「ハワイに行けるのはだいぶ先になるでしょう。沖縄も同じで、経済も深刻です。医療破綻も心配です」とコメントした。