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<警視庁・捜査一課長2020/第14話>(テレビ朝日系8月20日木曜放送)
ゆで卵を包むように抱いた遺体は何を意味する? 怒られても平然と笑う実演販売士の女、笑顔の裏の真相が浮かび上がる...

   手がけた商品を完売することで有名で、1日に1億円を売り上げたこともあるカリスマ実演販売士『パーフェクト干場』こと干場伊純(波岡一喜)の遺体が、東京・後楽園のショッピングモール裏で発見された。この日、干場はモールで実演販売イベントを行っており、ステージが終わった直後、何者かに実演販売で扱っている包丁で刺されたのだ。

  • 警視庁・捜査一課長2020 第14話の1シーン(番組ホームページより)
    警視庁・捜査一課長2020 第14話の1シーン(番組ホームページより)
  • 警視庁・捜査一課長2020 第14話の1シーン(番組ホームページより)

実演販売の厳しい指導、腹いせに殺害か

   干場はスーツにネクタイのまま、左脇腹を刺されて仰向けに倒れており、臨場した警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は遺体の胸元に、何かの汚れを染み抜きした跡が残っているのを発見した。しかし、それよりも、干場が眠っているような穏やかな表情で、胸の上でゆで卵を両手で包むように抱いて息絶えていたことが捜査員らの注目を集めた。クッションの柔らかさを証明するパフォーマンスに使う生卵を、何者かがゆで卵とすり替えたようだ。

   そんな中、客の目撃証言から、干場と同じ実演販売会社「爆売りエンジェル」所属の実演販売士・相木葉子(清水くるみ)がイベント開始直前、ステージ周辺をうろついていたことが分かった。

   野球場のビールの売り子だった相木は、たまたま観戦にきていた干場に笑顔を認められ、実演販売士の世界に足を踏み入れたものの、相木は毎日、師匠である干場から厳しい指導を受けてきた。それでも相木は、トレードマークとも言える笑顔を振りまいて実演販売の仕事を続けてきた。相木は自演販売していた商品を壊したことがあり、ついたあだ名が『デンジャラス葉子』。

   そうした経緯から、捜査本部では、相木が厳しい指導の腹いせに生卵をゆで卵にすり替え、そのいたずらを干場にとがめられて殺害したのではないかとの見方が有力になってきた。

   そこで、捜査一課現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、浅草で実演販売している相木に事情聴取した。ところが、相木は干場の死を聞いても笑顔を浮かべたままで、犯行を否認。平井が「いつも笑顔ですね」と皮肉を言っても、相木は「私はいつも怒られてました。平気で笑えちゃうんです」と笑顔で答える。

   相木は笑顔の裏に何を隠しているのか? 犯人はなぜ卵をすり替えたのか? 干場の胸元に残っていた染み抜きの跡は? ある証拠が見つかり、その結果、浮かび上がってきた真相とは......。(よる8時放送)

寒山