2020年 10月 24日 (土)

檀れいも国仲涼子も美しいが、何を描きたいのか意味不明の凡作。原田泰造の2役も必要ではなかった
<嫉妬>(テレビ朝日系)

   昔々、岩下志麻と浅丘ルリ子のダブル主演で描かれたという映画『嫉妬』、筆者は見ていないが、今回の檀れいと国仲涼子も負けず劣らず美人ぞろい。主婦・野口姿津花(檀れい)は普通の出張だと思っていた夫の高史(原田泰造)が、旅館で女と心中し、彼だけが死んで相手の女・永井文奈(国仲涼子)が生き残ったと聞かされる。
   以後、怒涛狂乱の未亡人を檀が演じる。筆者は出だしから違和感があった。高史の誕生日に姑(藤田弓子)や小姑らが集まり祝うのだが、姿津花はまるで下女みたいにこき使われる。でも姿津花はニコニコして従順に働く。夫はまったく妻を庇わない。今時、中年夫婦の誕生日に姑までが集まってくるか? このくそ忙しいのに!
   文奈は銀座のママ、嫉妬を覚えた相手は必ず蹴落とすという性悪女だがヤリ手。高史は8,000万円もの使い込みで心中したと聞かされたが、実は会社の不正経理を調べるために店に夜な夜な通っていたことがわかる。文奈は重役の岡村(榎孝孝明)とも出来ていたが、高史を本気で愛してしまう。店のホステスとして雇われた姿津花。
   結末はカット。夜の蝶(文奈)の、何を考えているのかわからない生態と客をあしらうプロ女のテクニック実例としては面白いが、一体何を描きたいのか不明。愛のためには殺すしかなかったなんて噴飯もの。生真面目な高史と事件を調べる鈴田雄一郎の2役を演じる原田泰造が意味不明。何も似た男にする必要などなかった。凡作。(放送2020年8月16日21時~)

(黄蘭)

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