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ワクチン優先接種はだれから? 高まる期待に分科会「すべての集団に接種は無理」とけん制

   「新型コロナウイルスのワクチンが身近になってきて期待感が高まってきましたが、その優先接種など気になるところです」と司会の国山ハセンが取り上げた。キャスターの立川志らくが「落語界ではお年寄りがたくさんいますが、ワクチンには副作用があると言いますので、人間国宝を余計に悪くしてはいけないし。といって前座からというわけにもいけないし」と茶化す。

   先週金曜日(2020年8月21日)、政府の新型コロナウイルス対策の分科会が開かれ、確保されたワクチンの優先的接種について、尾身茂会長は「ワクチンの供給量や接種態勢を考えると、一度にすべての対象集団に接種を行うことはほぼ不可能」と述べた。

過度の期待は禁物!副作用あるし、感染広げるおそれも...

   現在、英・アストラゼネカ社から来年(2021年)初頭から1億2000回分、米・ファイザー社から来年6月までに6000万人分の供給を受けることを合意している。来年に最初に供給されるのは約3000万回分とみられており、誰からどんな順番で接種するのか。

   その前に注意しなければと、東邦大学の小林寅喆(いんてつ)教授が過度の期待は禁物だと次のように指摘した。「まず、それぞれ、いろんな副作用の可能性があります。それと、ワクチンはかからないというのではなく、発症や重症化を抑えることができますが、感染拡大は防げないんです。症状が出ないことによって、逆に感染を広げてしまう恐れもあります」。

   キャスターの志らく「みなさんは、ワクチンが可能になったら受けたいですか」

   神田愛花(フリーアナウンサー)「ようやく来たかと、高揚をしているぐらいます」

   伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「安全性が十分に確保されたら受けたいですね」

   新型コロナ分科会で提案された優先順位については、「医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人」があげられている。