2020年 11月 1日 (日)

貫地谷しほりが、ニコリともしない遺失物係として、白髪頭の松重豊と組む。わりと面白かった
<警視庁遺失物捜査ファイル>(テレビ東京系)

   媚びるようなちょっとわざとらしい笑顔が苦手で、貫地谷しほりのドラマは敬遠気味であるが、今回の彼女は良かった。何故なら、遺失物係の瞬きしない変人という役だったからである。ニコリともしない。鈴村ヒソカ(貫地谷しほり)が働く遺失物センターに、元刑事の山之内(松重豊)が赴任してきた。元捜査一課の猛者である。
   ある警備員が殺され、落とし物として届けられたカメラに若い女性が何枚も映っていた。警備員は警備先の10億円絵画の盗難事件に巻き込まれた様子。映っていたその女性の背景が謎解きのヒントになる。過去の記憶抜群のヒソカは届けられた遺失物にブツブツ語り掛けて、その品物のルーツを探る達人だが、彼女は捜査官ではないので、捜査刑事の上司(渡辺いっけい)に文句ばかり言われる。
   ヒソカのじいちゃんが出てくる。孫のヒソカのことを気遣っていて、心配して付いてきた山之内を男友達かともてなす。あの、宇崎竜童が白髪のじいちゃんに扮して存在感抜群である。歌手や作曲家だけでは生きてゆけないコロナ時代とあって、役者に転向か?
   事件内容はパス。松重豊の顔を見ると、どうしてもテレ東のオハコ、『孤独のグルメ』を思い出してしまう。色のついた当たり役もよし悪しだが、近頃では『sansan』というCMも彼の顔。まあ、精々稼いでくれ。ヒソカの両親が亡くなった理由が、考古学者で、発掘中の事故ということになっているが、この謎解きで続編もあるのか。(放送2020年8月24日20時~)

(黄蘭)

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