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〈刑事7人/第5話〉(テレビ朝日系9月2日水曜放送)
1200年前、3人の若者を焼き殺して神に捧げた「伝説」がいまよみがえる!?キャンプ場に取り残された刑事たちを襲う罠とは

   警視庁刑事部資料係長兼専従捜査班の刑事・天樹悠(東山紀之)、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)は久々の休日にもかかわらず、何だかんだと言いながら資料係の部屋に集まってくる。そこに野々村拓海(白洲迅)が忘れ物を取りにやってきて「僕はこれからキャンプです。よかったら皆さんも来ます?」と提案。一同は急きょキャンプに行くことになった。

   電車やバスを乗り継ぎ、清らかな渓流が流れる「天国に一番近いキャンプ場」に到着した一同は、野上康二(勝部演之)と悦世(田岡美也子)夫妻や、大学のミステリー研究会の5人組と出会い、一緒に食事をするなど楽しいひと時を過ごしていた。ところが、温泉水をくみに行った大学生・川崎慶吾(安田啓人)が青ざめた顔で戻ってくるなり、倒れてしまう。それが、惨劇の始まりだった。

キャンプに来た大学生が次々に気を失って倒れる

   天樹らは救急車を呼ぼうとしたが、山中のため携帯電波の圏外だった。そこで、管理人の戸沢博之(村松利史)らと管理事務所に駆け込んだが、何者かによって電話線が切られていた。『天国に一番近い』はずのキャンプ場が一転『陸の孤島』となったのだ。

   一方、『伝説が始まった』『今宵誰かの血が流れる』などと血のように赤い文字で書かれた板が、キャンプ場の看板や道標に打ち付けられているのが相次いで見つかった。それを知ったミステリー研究会メンバー・山波智喜(深澤嵐)は、村に伝わる伝説について語り始める。1200年ほど前、干ばつに見舞われた村で、3人の若者を生きたまま焼き殺して神に捧げたところ、恵みの雨が降って飢餓から救われたという伝説だ。しかも最近、伝説を再現するかのように、この村を訪れた3人が行方不明になる事件が起きていた。

   その後、単独行動をしていたソロキャンパーの笹沼一平(内野謙太)が、河原で傷だらけになって倒れているのが見つかり、さらに野々村までも突然意識を失って倒れた。キャンプ場の隣に住む清田澄子(宍戸美和公)は3人が倒れたことを知り、「バチが当たったのよ」と言い放つ。

   キャンパーたちが動揺する中、野上夫妻のただならぬ様子に気づいた天樹は、過去のある事件との関連を思い浮かべた。天樹は山中の避難所に何とかたどり着き、その電話から刑事資料係長・片桐正敏(吉田鋼太郎)に、25年前に葛飾区新小岩に住む夫婦が刺殺され、遺体が山中に捨てられた事件について調べるよう依頼する。

   当時の捜査の内容を片桐から聞いた天樹は、何者かが『伝説』を隠れ蓑に利用して事件を起こしていると確信した。そして、専従捜査班のメンバーが休日返上でイチから調べ直した結果、驚愕の事実が浮上する......。(よる9時放送)

   寒山