実は万能調味料「はちみつ」。砂糖代わりだけじゃないよ!うまく使って料理屋の味にランクアップ。焼く前に魚を漬けると臭みもパサパサ感も抑えられる!
きょう2日(2020年9月)のあさイチは「はちみつ"徹底"活用術」がテーマだった。
砂糖の代わりくらいしか使い道がない...と考える人も多いかもしれないが、実ははちみつは「万能調味料」にもなる。和食の達人・橋本幹造さんは「はちみつを使えば手間なく簡単に料理屋の味になっちゃうんです」と語る。
魚の臭い成分を酸で打ち消し、身の水分を2種類の糖が抱え込む
橋本さんが勧めるのは、魚を焼く前にはちみつに漬けること。「はちみつを使うと魚の臭みが抑えられます」(橋本さん)
一体なぜか。栄養士の佐藤秀美さんが解説する。「はちみつに含まれる酸が、魚の臭い成分のアルカリ性と出会うと、臭わない物質に変化するんです」
魚の臭みの原因は、アルカリ性で揮発しやすい性質にある。はちみつに含まれるグルコン酸という物質が臭い成分とくっつくと揮発しない物質に変化し、臭いが抑えられるという。
はちみつは焼き魚をしっとりさせる効果もある。「フルクトース」と「グルコース」という2種類の糖が魚の身に素早く入り込み、それぞれが水分を抱え込んで焼いた時のパサパサ感を抑えてくれる。
はちみつと一緒に甘酒も使うのが「橋本流」だ。サーモンなら2切れにつきはちみつ大さじ2分の1、塩小さじ1、甘酒(ストレートタイプ)大さじ3に漬け、冷蔵庫で3時間以上置いてから焼くだけでOK。糖分が多いので焦げには注意する。橋本さんは常温に戻してから焼くよう勧めた。
中川安奈アナウンサー「私もやってみたんですが、西京焼き風の味で、本当にふっくらやわらかくておいしかったです。甘すぎるということは特になかったです」
ピコ花子