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台風一過でも安心は禁物、高潮で塩害火災が起きる!停電長期化で医療現場どうする?熱中症も怖い!2次被害に注意だ

   台風は過ぎた後でも安心できない。二次災害の注意が必要だ。2018年9月の台風21号では各地の空港や港で高潮が発生し、兵庫県西宮市では車190台が炎上した。これは塩害火災といわれる二次災害だ。海水は真水と違って、電気を通しやすいため、車のバッテリーなどをショートさせ火災を引き起こす危険がある。

   台風による大規模な停電が長期化すると、深刻な問題につながる。19年9月の台風15号の影響で千葉県では医療現場が混乱した。停電のため患者を受け入れられない病院が増え、自家発電を行っていた病院に集中した。また、介護施設ではエレベーターが停止し、職員たちは暗闇の中で階段を使い重い荷物を運んでいた。冷房も使用できず、入所者の約半数が熱中症の症状が出たところもあった。

海水でぬれた電気製品は使用しないで!

   司会の国山ハセン「台風が過ぎ去った後にも注意が必要。どんな対策を取ればいいのか。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんにお聞きします」

   停電について、和田さんは「スマホのバッテリー減に注意を」と意外な点を指摘した。対策として、「低電力モードにして、より長時間に周囲と連絡を取れるようにすること」。冷房が使えないための熱中症予防としては、「水分をしっかりと補給すること」。

   国山「スマホのバッテリーは情報収集のため大切ですね。」

   神田愛花(フリーアナウンサー)「いま言われて気が付きました。日頃から設定していた方がいいかも知れませんね」

   山田ルイ53世(芸人・作家)「充電はパンパンにしておかないと、買い物もできないですからね」

   火災について、「電気のコードが傷ついている場合は、電源が復旧した時に発火する恐れがあるので、コンセントを抜くこと。海水で濡れた電気製品は使用しない。車などは早めに真水で流しておくこと」