コロナ禍で注目される「マイ箸」、せっかく買うならいいものを選びたい!銀座の箸専門店店主オススメの形・素材は?
きょう14日(2020年9月)のあさイチは「箸」がテーマだった。
コロナ禍で衛生面を気にする人が増え、自分専用の「マイ箸」がブームになっているという。箸なんて食べられれば何でも一緒と思う人も多いかもしれないが、「実は自分に合った箸を選ぶと食事がより快適になるんです」(小林孝司アナウンサー)。
東京・銀座で箸専門店を営む佐藤俊樹さんが、箸選びのコツを伝授した。
ベストの長さは「ひとあた半」、L字に開いた親指と人差し指の距離の1.5倍だ
佐藤さん「まずはサイズです。親指と人差し指をL字型に開いて、親指の先端と人差し指の先端を結んだ距離を『ひとあた』といいます。その1.5倍の距離、ひとあた半がその人にちょうどいい箸の長さといわれています」
箸選びで欠かせないのが、様々な種類の箸を実際に持ってみることだ。
佐藤さん「形、素材、重さなどなど、いろいろな種類があります。重たい木を使っているとか、塗料を塗っていてしっとりした持ち心地だとか、持ってみると様々なのでその方その方で感じ方が違うと思います」
まずは形。丸、四角形、多角形をはじめ、ハート形など遊び心あふれるものまでいろいろだ。
佐藤さん「一番人気があるのは八角形です。八角は角度がやわらかく、持ちにくいと感じる人が少ないと思います」
素材は、大きく分けると木箸と塗り箸に分かれる。木箸はシンプルで重く固いのが特徴で、食材を切りやすく折れにくい反面汚れが染み込みやすい。塗り箸は華やかな色彩で美しいフォルムだが、使ううちに塗料がはがれたり折れたりするケースもある。持ち手だけに塗料が塗られ、下半分が木箸という、いいとこ取りの箸も人気があるという。
小林アナ「こうした箸を使った後のお手入れの方法、知っているようで知らないんじゃないでしょうか。軽くおさらいしてみましょう」
洗う際のスポンジはやわらかいものを使う。固いスポンジでゴシゴシ洗うと箸に傷が付くのでNGだ。浸け置き洗いは箸が膨張するおそれがあるため、長時間は避ける。乾かす時は、すぐに拭けない場合は横に置いて水分を飛ばすのがベスト。立てるタイプの箸置きなら箸先を上に向ける。