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菅内閣でまず変わるのはマスコミ報道か?河野太郎行革大臣がさっそく記者クラブのブラック体質にかみついた!「ダラダラ聞いてるんじゃねーっつーの!」

    菅義偉内閣がスタートした。16日(2020年7月)の就任会見で菅首相は、「国民のために働く内閣を目指す」「最優先は新型コロナ対策です」といった。官房長官時代は、ほとんどペーパーを読んでいたが、伏し目がちのスタイルは同じだ。さて、何が変わるのかだ。

   菅スタイルといいうものがあるらしい。政治ジャーナリストの田﨑史郎さんによると、「有言実行」だという。会見でも「現場の声に耳を傾けて、何が当たり前なのか、しっかりと見極めた上で大胆に実行する。これが私の信念です」と言った。

経産省の今井尚哉総理補佐官を切り、財務省寄りに?

   田﨑さんは「安倍さんはプロンプターを使って、キャッチーな言葉で作り込んだが、菅さんにはそれがない」という。

   記者の質問に答える形で、「桜を見る会の中止」「縦割り110番」を口にしたが、「桜を見る会」の件はすでに決まっていたこと。「縦割り」は、河野太郎行革担当相に期待するところがあるらしい。「1カ月ごとに課題を出させる」と語った。

   その河野大臣は、組閣後だらだらと続く大臣会見に早速かみついた。「前例主義の弊害だ。組閣後、各省で一斉に会見すれば、もう今頃寝ている」。実際、会見は官邸記者クラブで一人一人続き、その後も各省で会見していた。最後の方は深夜に及ぶ。そうしたものを「霞ヶ関のブラック」と呼んでいるらしい。

   新首相に高木美保(タレント)「政治に入った経緯を見ると、当たり前の感覚を忘れない人のように見える。生活者目線というか、共感を持つ」

   田﨑さん「これおかしいでしょ、とよくいう。直すのは当たり前だと」

   レギュラーコメンテーターの玉川徹「コロナ対策で何をやるのか、まずそれを見ている」

   安倍内閣では、経産省出身の今井尚哉総理補佐・秘書官が、政策と総理の日程をおさえていた。彼を通さないと何もできなかった。「その今井氏が辞めるのは大きい」と田﨑さんはいう。菅政権はやや財務省寄りになる?との読みだ。