2020年 10月 30日 (金)

22歳の熊本から出てきた青年の、非現実的なビッグになりたい志望。作り手ともども甘ちゃんである
<ザ・ノンフィクション>(フジテレビ系)

   ケイタは22歳のホームレス。熊本から10万円だけ持って、「東京でビッグになる」と上京してきた。ZOZOの前澤社長に憧れ、会社や電通に突撃したが土曜日でみんな休み。所持金も減ってきたので名刺もないのに名刺交換会に行って、タワーマンションに住むある人から「ウチくる?」と誘われる。スマホでも出来るFX取引で最初の2万円を最後は700万円まで増やすことに成功する。
   はちみつで飢えを凌いでいたのに、5分の距離でもタクシーに乗り、Tシャツは何万もするフェンディに代え、すっかりビッグ気分になる。成金スタイルで熊本に帰ったら、父親は「お前が稼いだ分、損している人がいる」と言い、妹は「非現実過ぎて、何も感じん」とつれない。20歳の時に両親は離婚した。おかしくなっているケイタのことを、母親は「小さい時にギュー(抱くこと)が足りなかった」と涙する。この両親はまともであるが、作り手は頭が足りない。
   何故なら、制作者は「東京を去るのはさみしい」とか「1日で500万とか使う人になりたい」とか、いまだに口にしているケイタを、どこか面白がっている雰囲気があり、茶髪イケメンのケイタを描いて自己満足している。ただのパーなあんちゃんだろうが。こんなドキュメントで現代を描いた気になっているとしたら大笑いである。
   それよりも、22歳の若者。まだまだ勉強できる年なのだから、人生の先輩として、もっと地道に精進しろとでも言ってやるべきだ。(放送2020年9月13日14時~)

(黄蘭)

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