ある日、裕一(窪田正孝)をたずねて、豊橋の関内家で馬具づくりの修行をしているはずの田ノ上五郎(岡部大)が突然現れる。
関内家の職人頭である岩城(吉原光夫)に一人前と認められたら、裕一の妻・音(二階堂ふみ)の妹である関内梅(森七菜)と結婚することになっている五郎だったのだが。
裕一「五郎くん、どうしたの?」
五郎「先生、岩城さんの試験を何度受けても合格できず、やっていける自信がありません」
>裕一「そう。岩城さん厳しいもんね」
ほどなくすると、梅が五郎のあとを追って古山家に現れる。そしてすごい剣幕で五郎に迫る。
梅「岩城さんの元で試験に合格するか、戦争に行くかどっちか選んで!」
馬具職人をしていた五郎は、戦争の招集を免除されていた。五郎は、岩城の試験に合格するまであきらめないことを梅に約束するのだった。
一方、音は、音楽教室を閉鎖してしまったので、なにかしら音楽に携われる仕事がないか探していた。
梅「お姉ちゃん、今なら音楽挺身隊を募集しているみたいよ。応募してみたらどう?」
音楽挺身隊とは、軍歌によって戦意高揚のための音楽活動を行っている組織だ。音は、梅が持ってきてくれた話に参加しようかと迷う。
音「うん。考えてみる」
(NHK総合あさ8時放送)