2020年 11月 28日 (土)

半世紀前の東大安田講堂事件など、発掘映像とは誇大表示もいいとこ。もっとリサーチをやれ
<たけしのその時カメラは回っていた>(NHK総合)

   1969年の東大安田講堂事件の時に、機動隊が突入した後、抵抗した学生たちの投石は、歩道に敷かれたタイルを割ったものだった。これ以降、タイルはやめてアスファルトになったそうだ。受験戦争で、講師が生徒の尻を竹刀で叩いていた。今ではありえないと司会者。駒場寮には麻雀室があり、昼間からチーポンとやっていた。
   駒場寮には都市伝説があり、地方出身の政治家・亀井静香が友達の犬を殺して「食った」話がある。司会の桑子真帆アナがケラケラ笑いながらむにゃむにゃ言っていたが、これには後日談があるのを知らないナ。「犬を食った」話はひそかに伝播した。駒場のある教室の、第2語学にフランス語を選択していたクラスで、当時助教授だったフランス文学者の平井啓之が「犬を食った」話に触れた途端、泣き出してしまったのである。若いというか感受性抜群というか。呆気にとられた学生たちは苦笑しつつ教室を出て行ったのだ。
   タイトルにある『半世紀前の東京大学の全容を見せる』とは、誇大表示もいいとこ。駒場寮での1番の白眉は『駒場祭』の『寮デコ』である。各室の小さい窓に思い思いのデコレーションを施した華やかな祭りである。いつも鼻モゲラの薄汚い男子寮が、この時だけは眺めるのが楽しい外部開放であった。駒場寮は今は影も形もない。
   『東大の全容』というなら、舞研(ダンスの研究会)など他にもっともっと面白いものが山ほどあった。リサーチ不足の極みである。(放送2020年9月26日19時半~)

(黄蘭)

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