2020年 10月 30日 (金)

昭和歌謡の2大巨匠、古賀政男と古関裕而の足跡をたどる2時間。藤山一郎や近江敏郎などの映像が懐かしい
<古賀政男×古関裕而 昭和歌謡 ふたつの歌魂>(BSテレ東)

   28日の朝刊最終面に、当番組の放映広告が出ていて、筆者はまんまと引っかかった。加えて、その横に番組紹介欄があり、「音楽道にどっぷり浸れる2時間だ」とある。そうでなくても、朝ドラが回復して戦時中の物語が進行中だ。NHKにちゃっかり便乗するテレ東も商売上手だが、テレビ東京はそもそも昭和歌謡に強いのだ。
   オーソドックスな作り方で堪能した。古賀と古関は2人とも地方出身、古賀は九州で古関は福島、専属作曲家になったのは古賀が25歳で古関は21歳の時。古関が戦時歌謡やスポーツ応援歌でモテモテだった頃、古賀にはスランプがあったとか。しかし、戦後すぐの『湯の町エレジー』という大ヒットが出て、彼の地位は確定した。
   後に古賀は『悲しい酒』や『柔』など、美空ひばりとのコンビで独特の演歌歌謡の大御所になる。一方、古関はラジオドラマの菊田一夫とのコンビで当てた。単発では『長崎の鐘』ゃ『フランチェスカの鐘』など、根底にクラシックの下敷きのある品のいい流行歌で、これまた一世を風靡。両面に入れた2人のレコードが珍しい。
   「エール」でも描かれているが、2人はライバルのはずだが、作風が違っていたためか仲が良かった。生き方は対照的で、古関には家族がいっぱい、古賀は終生独身だった。古賀についてはかつて、同性愛者だとか色々巷で言われたが、勿論触れられず。今ならあっけらかんと話されるだろうが、この時代はタブーだった。残念。(放送2020年9月28日17時58分~)

(黄蘭)

採点:1
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中