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高級タワマンのニセ宅配強盗、少年3人逮捕! 人通り避け、車で地下駐車場からピンポン...計画的だった

   きのう26日(2020年10月)午前10時半ごろ、東京都目黒区のタワーマンションの部屋に2人の男が宅配業者を装って押し入り、30代の女性から現金数百万円を奪って逃走したと通報があった。警視庁が捜査していたが、27日午前、少年3人が強盗などの疑いで逮捕された。「とくダネ!」は別の番組中だったが、臨時ニュースとして伝えた。

   司会の小倉智昭「少年の3人だったのですか。現場にはレポーターの岸本哲也君がいます」

   岸本「容疑者逮捕の一報が入ってきました。17歳の少年が1人、19歳の少年が2人。現金約600万円を奪った疑いです」

   少年らは宅配業者を装い、ドアを開けさせ、「お金を出せば帰る」「俺は人を刺したこともある」などと脅したうえで、女性の両腕を引っ張るなど暴行を加えたという。

山手通りに面した1階には交番もあった

   現場は中目黒駅からほど近い高級マンションだ。山手通りに面した1階には交番もある。入口はオートロックされており、奥にはホテルのようにコンシェルジュがいる。周辺には防犯カメラも多数設置されている。宅配業者は車ごと地下の駐車場からピンポンして各住居の部屋に上がっていくことになっているという。

   セキュリティーはしっかりしているとみられるが、防犯上について犯罪ジャーナリストの多田文明氏は(1)エントランスの応答時に荷物や伝票を必ず見せてもらう。どこから来たのか、誰から来たのか確認する(2)玄関ではいきなりドアを開けず、ドアガード・チェーン越しに対応する、と話す。

   また。犯人像について元警視庁刑事の吉川祐二氏は、「マンション1階に交番があるため、犯人は確実性がないとやらない。宅配業者を装うなど計画的に行い、現金があると事前に知っていた可能性がある」とみている。

   司会の小倉智昭「こういうマンションは犯罪とは無縁と思うかもしれませんが、楽観してはいけませんね」

   三浦瑠麗(国際政治学者)「宅配便は、最近は置き配といって玄関の外に置いてもらうサービスもあります。一人暮らしの女性は活用するといいかもしれませんね」