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あなたの家のカセットこんろ&ボンベ、使用期限は大丈夫? こんろは10年、ボンベは7年が寿命...使い続けると思わぬ事故につながるおそれ

   本格的な冬が近づいてきたこの時期、鍋料理をする家庭も増えてくるだろう。松岡忠幸アナウンサーが「あなたの家のカセットこんろとボンベ、使用期限は過ぎていませんか?」と注意を呼びかけた。

   実はカセットボンベは製造から7年、カセットこんろも10年が使用期限として定められている。これを過ぎたものを使うと、ガス漏れなどから思わぬ事故が発生するおそれがある。

   製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2012年度から2020年10月末までの8年半ほどで、カセットこんろ・ボンベによる事故は計132件。そのうち経年劣化による事故は5件と多くはないが、東日本大震災の発生から10年を迎える2021年は特に注意が必要だという。災害の後に購入したカセットボンベはすでに期限が切れ、カセットこんろもそろそろ買い替え時というわけだ。

   ゲストの野々村友紀子さん「こんろに使用期限があるなんて知らなかったです。うちのは下手したら15年くらい経ってるかもしれない」

   博多大吉キャスター「ボンベの方は何となくわかるけど、こんろにも期限があるんですね。うちも10年越えてる気がする」

ボンベの保存場所に要注意!流しの下や床下収納は湿気で缶が錆びるおそれ

   松岡アナ「結構多いのが、普段は使わないけど非常時用に未使用で置いている家庭です。その場合も同じように劣化するので、期限が過ぎたものは使用を控えてくださいということなんです」

   なぜ未使用でも使えなくなってしまうのか。日本ガス石油機器工業会の榎本幸司さんによると、カセットこんろはボンベカバーの中のリング部分、ボンベはノズルの内側にゴムの部品が使われていて、これが年数が経つと劣化するおそれがあるという。

   榎本さん「ゴムが劣化しているかどうかは一般の方には確認できないと思いますので、古くなったら買い替えをご検討いただくよう我々からご案内させていただいております」

   ボンベは底に製造年月日の印字が。こんろは側面に製造年月が書かれたシールが貼ってあるので、期限が過ぎているものは処分や買い替えを。

   中身が残ったまま期限を過ぎてしまったボンベは、風通しの良い日に火の気のない屋外で、ボンベの先端を下にしてコンクリートなどの固いものに押し付けて中のガスを抜く。

   松岡アナ「ボンベの保存場所にも気を付けてください。流しの下や床下収納は湿度が高く缶が錆びてしまうので避けてください。押し入れや食器棚など、湿気が少ないところに保管するようにしてください」