2024年 4月 25日 (木)

女性の生理や更年期など特有の問題を解決する最新テクノロジー「フェムテック」が急速に進んでいる。生理用品や自動搾乳装置、月経リズムの計測グッズなどなど...性差による働き方の改革につながると企業も注目し始めた

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血液で妊娠可能期間の目安が分かるキットは「妊活」に役立つ

   現在、不妊治療と仕事の両立に悩む女性が83%いるというデータもある中、不妊治療に役立つフェムテックもある。40歳の夫は早く子供が欲しいと思っているが、正社員として転職したばかりの32歳の妻は出産で職場を離れることに不安を感じている。この夫婦が取り寄せたのが、採血で妊娠可能期間の目安がわかるキット。試してみると、妻の数値は実年齢より高い36歳相当で、1年後から妊活をスタートさせることを決めた。

   働く女性にとっては、妊娠したあと仕事とどう両立させるかも大きな課題だ。妊娠中に仕事をやめた女性は6割にものぼる。こうした課題に応えるフェムテックが米国で生まれた。お腹に貼り付け、子宮の動きと妊婦と胎児の心拍を計測できる陣痛モニターだ。これまで1万2000人が活用し、早産を回避した女性もいる。

   社員の6割が女性というロート製薬では更年期に着目し、働きやすい職場作りに取り組んでいる。希望者に更年期症状に備えるためのフェムテックを提供している。エクオールという物質を体内で作れるか、尿でわかる検査キットだ。エクオールは、女性ホルモンと似た作用をする物質で更年期症状を緩和する働きが期待されるが、作れる人は2人に1人。この物質を作れない人のためサプリメントを紹介している。また、更年期セミナーを開きホルモン補充療法など最新の情報を提供している。さらに、男性の生活習慣病の予防が中心だった健康診断の内容も見直し、女性に多い隠れ貧血の検査を取り入れた。

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