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朝ドラ「おちょやん」初回、子役の言葉遣いにSNS「汚い」「いくら河内弁でもなんで」と強い嫌悪感!

   NHK連続テレビ小説「おちょやん」の放送がきょう30日(2020年11月)から始まった。高視聴率が続いた「エール」の後だけに、初回に注目していた人も多かったが、ネットでの感想は芳しくない。

   「言葉が汚い」「朝から怒鳴ったり、父親を足蹴にしたりするのは見たくない」「超貧乏なのに子役のホッペがぷくぷく」などと酷評が続く。とくに関東圏の人には河内弁が乱暴な言葉に聞こえ、子供の言葉遣いへの忌避感が強いようだ。

   「おちょやん」は昭和の名女優・浪花千栄子がモデル。大阪・南河内の極貧の家に生まれた主人公の千代が、8歳で奉公に出てから芝居に魅了され、女優の道を目指すという半生を描く。浪花千栄子は明治40年(1907年)生まれで、エールの主人公・古関裕而(明治42年生まれ)と同時代、戦前から戦中、戦後まで激動の昭和期が舞台だ。

  • おちょやん(NHK公式サイトより)
    おちょやん(NHK公式サイトより)
  • おちょやん(NHK公式サイトより)

「朝から聞くにたえない」「小さな女の子が使う言葉?」

   初回は冒頭、千代(杉咲花)や夫の天海一平(成田凌)、少女時代の千代(毎田暖乃=まいだのの)ら5人が舞台挨拶して物語に移った。極貧の家で、千代が飲んだくれの父・テルヲ(トータス松本)を罵り、足蹴にする場面があり、また終盤、長い間留守にしていた父親が新しい母親を連れて帰ってきた場面でも、千代が「あほんだら、ワレどこまでニワトリ売りに行っとんじゃ、ボケ」と怒鳴るシーンも。

   これにSNSでは...

「私も上品な人間ではありませんが、朝から聞くに耐えない汚い言葉の連続でとても嫌な気持ちになりました。小さな女の子が使う言葉とは思えません...。あれが普通なのですか?」
「大阪生まれ大阪育ちで結婚して奈良に住んでますが、父親に向かってあほんだらとか言う子どもなんてみたことないわ!いくら河内とはいえ、なんであんな描写するんやろ?大阪の印象が悪くなりそうでイヤやわ...」
「ワレ!ボケ!じゃかあしい!どつくぞアホンダラ! 朝からこんなの放送するって放送倫理がないの?」
「ちよちゃんがいくらしっかり物でも、父親を蹴る(上半身だけ映っていたが、、)シーンや『ボケ』は酷いと思いました。汚い言葉で捲し立てるように怒鳴ってばかりのドラマでした。視聴者をつかむための衝撃を与えたかったと思いますが、もう少し別のやり方が無かったのかな。と思いました。エールは毎日録画をしていましたが止めます」
「個人的に 子どもがダメ親父に悪態をつくのが好きではない。どんなダメ親父であっても、まだ小学校に上がるか上がらないかの子どもが親を罵るのは 見たくない。子役が憎らしく思えてくる(もちろん 台本どおりのセリフを言っている子役には何の罪もないが)。『お茶の間に笑いを届けます』と言われても、この初回にクスリとも笑えなかった。食べ物も用意せず子どもたちを10日間も放置する父親への嫌悪感と、父親に悪態をつく娘への嫌悪感だけが残ってしまった」

だが、物語は始まったばかり。次のような声も。

「とは言え、初回で すべてがわかるはずもない。前作も 初回は「何これ、どこが面白いの。訳わかんない」と思ったけれど、意外にも とても良かった。とりあえず 1ヶ月は様子見で視聴しようと思う」

(TVウォッチ編集部)