2022年 5月 18日 (水)

コロナ不況で困窮し、追い詰められる女性たちが増えている。解雇され、風俗店や「パパ活」に走り、性暴力の危険も。男女間の就業格差という構造的な問題が表面化している

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困窮する女性に広がる「パパ活」

   困窮する女性たちの間に秘かに広がっているとみられるのが「パパ活」だ。SNSや掲示板、アプリなどを通じて男性と知り合い、一緒に食事などをすることでお金を受け取る。文教大の池辺正典・准教授は、SNSの中で広がる援助交際に関連する「隠語」の動向を分析した。「ホ別」とは、「ホテル代を別にして、おいくら頂きたいです」との意味だ。4月の緊急事態宣言後、援助交際に関連する投稿数が、3万件から4万件近くまで増えていることがわかった。

   パパ活はリスクが大きい。2人の未就学児を育てる30代の主婦まりこさん(仮名)は、自営業の夫の収入がコロナの影響で激減。夫はストレスから暴言が多くなり、生活費も十分にもらえなくなった。「家族の食費とかおむつとかは、自分の貯金から出しています。主人からの暴言も重なって、もう精神的に壊れる寸前です」。子どもが保育園に行っている間、これまで10人以上の男性と食事を繰り返してきた。次第に体の関係を求められるように。抵抗感はあったものの、数万円の援助を受けられることから、断り切れなくなったという。性暴力の被害にもあった。「動画とか写真を撮られそうになったりとか、無理やり強要されて血が出たりも」。

   パパ活をあっせんする男性(34)は、女性を交際クラブに紹介、その見返りを収入としていた。これまで1500人以上の女性に、パパ活のノウハウを伝えた。「アプリに登録して、プロフィールの書き方がわからない方とか、男性が納得してお手当てを渡すトークのやり方とか」。コロナ以降、毎月の売り上げは約100万円。今年はすでに1000万円以上稼いだ。「正直ここまで行くとは思っていなかった」。一方で、パパ活は女性が危険にさらされることも多い。この男性は言う。「(トラブルの温床になっていることについて)嫌ならやめればいい。昔からあったことで、(こうした行為が)なくなることはない。後ろめたさはない」

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