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「停止」か「自粛」か...小池知事、会見で逆ギレ 国と連携とれている、と言えば言うほど逆効果?

   新型コロナ対策のため、東京発着の「Go Toトラベル」については65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人を対象に自粛を呼びかけるという落としどころで決着し、足並みをそろえたかのように見える国と東京都だが、「都は『停止』を提案した」という小池百合子知事のおととい1日(2020年12月)の発言がまだ尾を引いている。

   1日の会談後、菅義偉首相は「小池知事から自粛を呼びかけたいという要請があった」と述べたが、小池知事は都庁に戻ってからの会見で「一時停止について政府に問い合わせた」と話していた。

   きのう2日の記者会見でもこの点について、記者から「知事ご自身は停止の方が...」と質問が出たが、小池知事はこれを「あのー、すみません」と遮り、「停止か自粛かという齟齬、言葉の問題を越えて、ここは皆さんにご協力いただきたい。そこばかりに焦点を当てると...。感染を短期に集中して止めていきましょうということで、国と都は連携しているわけですから」と語気を強め、そのまま会見を切り上げた。

Go To止めない国にイライラか

   キャスターの立川志らく「(小池知事は)キレてましたよね。本来は停止したいはずなのに、国はGo Toを止めないというところが、知事のイライラになっていると思います」

   メインコメンテーターの田村淳「小池さんのイライラはわかるけど、記者の質問に答えられないのは、政治家の責任を果たしていない。ああやってイラついた表情を出すと、結局『国とは連携がとれていないんだな』というのがわかってしまいますね」