2021年 6月 15日 (火)

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パワハラ社長とおかしな部下たち

   さて、私も現役の編集長時代はパワハラ男だったと、今になって少し反省しているが、この男ほどひどくはなかった。しかもこの御仁、売上高約100億円の東証一部の社長だそうだ。

   「お前みたいなクソは地獄に落としたる。死ぬまで償えボケェ」。ノルマが達成できない社員に「給料泥棒!金返せ!」と宣うそうだ。

   この会社「Casa」という。個人が賃貸住宅を借りる際、連帯保証人の代わりに家賃保証を行うサービスをしているそうだ。いわゆる貧困ビジネスに近いのだろうか。

   社長は宮地正剛(48)。文春は、この御仁が社員を叱責する様子が録音された計5時間以上のデータを入手したそうだ。

   不思議なのは、文春の問い合わせに対応した社の幹部たちが、「言葉が乱暴なのは逆に信用してもらっているのかな」「みんな何か崩れているんですよ、人生。でもここで再生されている」と、社長への感謝の言葉を発したのだという。暴言も浴びせ続けられると快感になるということか。この国の民と政治の関係に似てなくもないが。

   このところフライデーが面白くない。紹介するものがない。と思っていたら、今朝の朝日新聞にこんな記事があった。

   NTTドコモ元社員の男性(36)が3日、上司のセクハラやパワハラで適応障害などを発症して退職を余儀なくされたとして上司2人と同社に損害賠償を求めて東京地裁に提訴したというのだ。そのセクハラが酷い。

   「男性は入社した2014年、取引先が関わるイベント後の飲み会で女性上司にバーへ連れて行かれ、店長から強制的に下着の中に30分以上手を入れられたという。男性は抵抗したが、女性上司は店長を制止せず笑って見ていたという」(朝日新聞)

   男もだらしないが、このセクハラ女性上司の顔を見たくないか? 私がフライデーにいたら撮ると思うがね。写真誌の原点はそこにあるはずだ。

   日本シリーズでソフトバンクに4連敗(昨年からだと8連敗)した巨人の原監督批判の記事が各週刊誌にあるが、あんなもの批判したってしょうがない。原というのは元々監督の器にあらずなのだから。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】

   アーモンドアイは強かったね。ルメールの追い出しのタイミングは芸術的だった。コントレイルとの1馬身4分の1の差は永遠に詰まらないね。一転して今週のダートの帝王決戦、チャンピオンズカップは、紐探しが難解なレース。外枠がやや不安だがクリソベリルはダート界のアーモンドアイだから信頼していいだろう。

   カフェファラオは3歳馬が苦戦しているレースだから、ルメールといえども信頼性は落ちる。今週はルメールを消して買ってみたい。◎はクリソベリル、△がゴールドドリーム、エアアルマス、クリンチャー、サンライズノヴァ、アルクトス、チューワウィザード、モズアスコットとした。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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