「新型コロナワクチンを生放送で解説SP」と題した放送のこの日は、イギリス・アメリカでまもなく接種が始まる新型コロナワクチンについて、池上彰がわかりやすく『生』で解説するものだった。
池上と進行役の宇賀なつみほか、ゲストは磯野貴理子、伊集院光、ハライチの澤部佑、そして、今、朝ドラ「おちょやん」で、ヒロインの「いや~な感じ」の継母を演じて話題の宮澤エマ。新型コロナ第3波の影響か、スタジオゲストも4人だけ、となんとなく寂しい。
とはいえ、よくよく考えれば、画的(えてき)には寂しくても、これまでが無駄に多かっただけという感じも......。テレビ局にしてみれば、出演者の数も減らせ、経費削減にも成功し、コロナさまさまという見方もできる。一方、ひな壇を主戦場にしてきた若手芸人にとっては試練の時で、数少ない席を勝ち取るのは大変なこと。視聴者にしても同じような出演者ばかりに偏ってしまうのはつまらない。新型コロナの余波がバラエティにもじわじわと押し寄せている。
それはともかく、番組の内容だが、新型コロナとインフルエンザのワクチンはどこが違うのか、など、そもそもな話題で1時間。面白かったのは、ロシアでは8月にワクチンが承認されていて、安全だとして国民に接種を促しているが、プーチン大統領はワクチンを打たないという話。一方、アメリカではオバマ、ブッシュ、クリントンが真っ先に打つと会見したとか。日本の歴代総理の動向が気になる⁉(放送12月5日20時~)
(白蘭)
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