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<おちょやん>(第10話・12月11日金曜放送)
シズの使いを果たせなかった千代は、クビを言い渡されてしまう。行く当てもなく神社で雨宿りしていると、シズの母・ハナが迎えにきた

   竹井千代(毎田暖乃)は、突然の形で父を亡くした天海一平(中須翔真)を慰めているうちに、自分も泣き出してしまう。そしてそのせいで「岡安」の女将・岡田シズ(篠原涼子)から頼まれた使いを時間通りに果たすことができず、ひいき客を怒らせてしまう。

   シズ「クビや!ここから出ておいき!」

   翌朝、「岡安」を出た千代は、雨の中を行く当てもなく歩いていた。通りかかった神社で雨宿りしていると、スッと傘が差しだされた。シズの母・ハナ(宮田圭子)だった。口入れ屋から「千代には帰る家がない」と聞き、迎えにきたのだ。

シズは初めて、千代を「岡安のおちょやん」と認める

   千代はハナに連れられて「岡安」に戻り、自分の生い立ちや家族が夜逃げしてしまったことをシズやシズの夫・宗助(名倉潤)たちに話した。

   千代「うちには行くところがないんです。一所懸命働きますさけ、ここに置いてください」

   そこに巡査がやってきた。

   巡査「捜索願い出ていた女の子のことで...。あー!おった!この子に間違いないか?」

   シズ「間違いのう...。うちのおちょやんだす」

   千代はやっと、シズから「岡安のおちょやん」と認められたのだ。

(NHK総合あさ8時放送)