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初詣は分散参拝がお得? 成田山「密を避けると福がある」、参道商店街は1月12日からペイペイ使うと21%還元も

   日本トレンドリサーチが行った「2021年、初詣に行く?」というアンケート調査に「行く・行く予定」と答えた人は全体の83.5%。コロナ禍にあっても初詣は多くの人にとって欠かせない行事だが、その形には変化が起きているようだ。

   成田山新勝寺の2020年の三が日の人出は318万人だった。しかし今回は境内の入場を規制し、大晦日から1月3日(2021年)の人出を例年の7割ほどに制限する予定だ。また新勝寺は成田市と連携し、2月までの分散参拝を呼びかけている。

   分散参拝の切り札となるのがペイペイ。参道周辺の約150店が参加するキャンペーンで、1月12日からの1か月間、ペイペイで支払うと21%のポイント還元があるという。成田市は「密を避けると福がある」とPRしている。

「マイひしゃく」に「エアタッチ鈴緒」新様式も続々と...

   また、新しい参拝様式も全国で広まっている。例えばひしゃくで水をすくい手を清める「手水」だが、埼玉県神社庁では「マイひしゃく」を持参することを呼びかけている。また、京都の東本願寺ではQRコードやクレジットカードで支払うことのできる「キャッシュレスおさい銭」を導入。八坂神社では、手をかざすとセンサーが反応し、録音された鈴の音が鳴る「エアタッチ鈴緒」を設置した。

   三が日以外の参拝でも、ご利益はあるのだろうか?日本厄除け三大師の川崎大師によると「どの時期に参拝してもご利益は変わらない」。学問の神様をまつる湯島天神に聞いても、「年明け、年内を問わずいつお参りしてもご利益に影響はない」としている。

   ちなみに、『初詣の社会史』著者の神奈川大学の平山昇准教授によると、初詣は明治以降、鉄道網の発達で生まれた近代的な行事だそうだ。平山准教授は「三が日にお参りにしないと罰が当たるものでもなく、必ずしも足を運ぶ必要もない」と話している。

   石原良純(気象予報士、タレント)「僕は、家にある神棚は現金自動支払い機みたいなものだと思っている。本店だろうが支店だろうが、自動支払い機だろうが、出てくるお金は一緒でしょ?だから拝むのも家でいいんだよ。信心だから」

   司会の羽鳥慎一「ちょっと聞いたらいい話ですけど、あまり入ってこないなぁ...」