新型コロナウイルス感染者、全国3211人、東京都822人はいずれも過去最多 怖いのは「更衣室、ロッカー、喫煙室」と専門家

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   きのう17日(2020年12月)に発表された新型コロナウイルス感染者は、全国3211人、東京都822人で、いずれも過去最多だった。もう、いつでもどこでもうつされたりうつしたりするオーバーシュート(爆発的患者急増)が起こっているのだろう。

   司会の小倉智昭「カズレーザー、街の人が感じている(感染が)危ない場所、危ないもののアンケートをとったんだって?」

   スペシャルキャスターのカズレーザー「はい。全国の20代から70代の男女500人に聞きました。感染が怖いというところは、1位はやはり『ドアノブ』、2位が『エレベーターのボタン』、続いて『手すり』『トイレなどの蛇口』などでした」

   5位以下は「買い物カート」「買い物かご」「駅やATMのタッチパネル」「お金」「つり革」「自販機のボタン」だった。「先生、どうなんでしょうか」と東京・港区感染症専門アドバイザーの堀成美さんに聞く。「いずれも、そこにピンポイントでウイルスがくっ付いている確率は低いので、ここからすごく感染が広がるというものではありません。最後にアルコール消毒すれば、なんとかなります」

手はアルコール消毒で対策可能

   神戸大の坪倉誠教授も「手を消毒してしまえば対策取れるので、それほどリスクは高くありません」という。2人が指摘したのは、そうしたことより、もっと注意しなければならない街中や職場の盲点だった。まず、「更衣室やロッカー」。坪倉教授は「ロッカー間が近距離で、マスクを外しがちで、会話も弾みますからね」という。堀さんは「喫煙室もそうですね。マスク外しますから」

   「屋外」はむしろ危険だという。油断してマスクを外してしまい、周囲の音が大きいと話し声も大きくなるからだ。静かにしゃべっているときに比べて、飛沫は10倍飛ぶ。「会議室の換気」にも落とし穴がある。堀さんは「サーキュレーターを床に置くと、かえって飛沫を巻き上げてしまいます。置くなら台などの上ですが、換気がきちんとしているなら、むしろ必要ないですね」と解説した。

   立本信吾アナ「『エレベーターの操作ボタン』を指を曲げて関節のところで押している人がいますが、堀先生によると、それよりも利き手で押さないことが大事だそうです。利き手だと、その後に、無意識に鼻などを触ってしまうからです」。職場の給湯室などの冷蔵庫や電子レンジも要注意で、こまめに消毒してほしいという。

   小倉「自分の家とか職場、出かけていくところは、なんとなく大丈夫と思ってしまいがちですよね。気をつけましょう」

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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