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コロナ水際対策は穴だらけ?! 「毎日散歩した」「買い物行った」と訪日外国人 11月は66603人が入国!

   イギリスで感染力の強い新型コロナの変異種が広がっていることを受け、日本でも遅ればせながら、きょう24日(2020年12月)から、イギリスからの来日外国人の新規入国を当面停止にするなど水際対策が強化された。一方、日本に入国した外国人に話を聞くと、その水際対策には様々な穴があることが判明。日本はこれで変異種を本当に防げるのか。

   緊急事態宣言中の今年5月(2020年)は4485人だった外国人入国者数は、先月(2020年11月)には66603人まで増えている。海外からの入国者は14日間の自主待機を要請されているのだが、「グッとラック!」が東京・浅草などで外国人に自主待機期間中の過ごし方について聞いたところ、留学のために来日したフィンランド人女性は「毎日、コンビニまで食べ物を買いに行き、気分転換に散歩に行っていた。新鮮な空気を毎日吸うことは大事なので」。

   ポーランドから仕事に来ている男性も「遅い時間や人が少ない時間に買い物に行った。空港で説明は受けたが、それ以降は2週間、何の連絡もなかった」と話し、「少なくとも一度は全員に連絡して、外出の有無について連絡をとるべきだと思います」と忠告した。

   アイルランドから留学のため来日した男性も、自主待機期間中に体温をホテルに報告するだけで、それ以外は好きに過ごしていたという。「厳しい監視はなかったし、外出を禁止している感じでもなかったが、出入りを何かしらの方法で監視した方がいいと思う」と指摘していた。

台湾は専用タクシー・専用ホテルで隔離

   世界でも有数の水際対策を行っている台湾では、外国人客は空港で靴の裏まで除菌された後、途中下車ができない専用のタクシーで隔離者専用のホテルに送り届けられる。ホテル内では決められた場所から出ることが許されず、今月(2020年12月)、ホテルで隔離中だったフィリピン人の男性が別の部屋にいる知人に会いに行こうと自室から廊下に出たところ、罰金36万円が課せられたという。

   バイオリニストの木嶋真優「香港から来た私の友人は、関空に到着して空港を出てからは特に禁止事項や確認もなかったと言っていましたが、香港に戻ったら抗原検査を3回やってGPSもつけられたと言っていました。それを聞くと、日本の水際対策はほとんどやっていないんじゃないかと感じますね」

   メインコメンテーターの田村淳「外国から日本に来た人たちが『緩い』と感じているぐらいだから、日本は本当に緩いんでしょうね」

   キャスターの立川志らく「台湾は日本とは本気度が違う。日本も参考にして採り入れるべきことがたくさんありますね」