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<にゅーくりぃむ>(テレビ朝日系)
くりぃむしちゅーがニューヨークを操作してニセ通販番組で大暴れ! くりぃむしちゅーの才能と実力は見ごたえあり。毎回趣向の異なる企画をまた見たい

   テレビ朝日深夜2時台「バラバラ大作戦」の1番組で、2020年9月まで長年放送されていた『くりぃむナンチャラ』の後継番組。開始以来「人間インストール」という企画を実施。おじさんでイメージが凝り固まったくりぃむしちゅーの新たな魅力を発掘するという名目で、ニセ番組で上田や有田は100%他のタレントの指示通りに動かなければならない。ただ2ヶ月ずっとくりぃむが操作され続けたので今回はくりぃむが操作する側に周り、今勢いのある芸人・ニューヨークを操作する。

   ニューヨークは1人ずつ、ニセの通販番組のゲストとして出演。共演するMCの安藤咲良とゲスト・ダイアン津田篤宏は何も知らない。まず前編では、ニューヨークのボケ・嶋佐和也に、くりぃむ&相方・屋敷裕政により「知的さ」「明るくボケまくる」「ポップさ」の3要素をインストールし、無事成功(?)。中編とこの後編では、同じニセ通販番組でツッコミの屋敷に「デキるツッコミ」「気に入られるキャラ」をインストールする。津田が既にキレかけていたので、最初は丁寧な挨拶を心がけていたが、次第にエスカレート。お題目やニセ番組の段取りさえ無視し始め、津田は本番中ながら激怒。しかし屋敷(by有田)は「津田さん怒ってるぞ、お前ら(スタッフ)のせいで!」とはぐらかし、現場の空気は最悪に。

  • 「にゅーくりぃむ」公式ツイッターより
    「にゅーくりぃむ」公式ツイッターより
  • 「にゅーくりぃむ」公式ツイッターより

2021年1発目は先代「ナンチャラ」っぽい企画らしい...

   更に、通販で紹介する美容機器を使うと微弱な電流が流れる上にさっき一回やったので、津田が「もうやりたくない。やれよ、お前が!」と言うと、それに屋敷(by嶋佐)が津田を勝手に気使って「慰謝料だ!」と言い始める。催促された津田は「じゃあ1000円でいい」と投げやりに言い、スタッフがお金を持ってきたと思ったらお札じゃなくて小銭。しかも773円(笑)。上田は自ら「これ、何?番組なの!?」。

   通販番組の本番が終わると、さすがにドッキリだと気づいている津田は、「これアレか?ネタばらしせず終わるんか?指示してる奴はよ来いや!」と激怒。怒っているのでネタばらしをしないまま終わらそうとすると、「何を番組終わらそうとしてんねん!」と激怒。「そんな (本当の通販番組な) わけないやん!この(スタジオから出ている)ケーブル辿って行ったらモニタリングの所行くやろ!」と実際にケーブルを辿り始める津田!有田らが「ヤバイヤバイ」と言っていると、見事くりぃむのいるスタジオに到着。「辿ったらおるやないかい!」「終わったんちゃうんかい!『(くりぃむ)ナンチャラ』!!」「ネタばらし来いよ!!!」と咆哮。こんなドッキリの終わりなかなか見ない!

   密かにニューヨークを操作するくりぃむしちゅーの才能と実力が見えた今回。「人間インストール」も一つの到達感を迎えたという感じで見応えがあった。しかしずっと同じ企画なので、『くりぃむナンチャラ』のような毎回趣向の異なるお笑い企画をまた見たい、と思っていたら2021年1発目は「2代目ナレーターオーディション」という、ちょっと『ナンチャラ』ぽい企画をやるようだ。そちらの路線も是非期待したい。(テレビ朝日 12月22日(火)深夜2:00放送)

鯖世 傘晴