2021年 6月 15日 (火)

箱根駅伝の駒沢大学が世紀の「大逆転」 7日にようやく決まったコロナ緊急事態宣言の効果は? 京大・西浦博教授は3月末には約7200人と予測 早くもレイムダックになった菅首相はもう選挙の顔になれない!

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   明けましておめでとうございます。今年も御愛読のほど、お願い申し上げます。

   年初から競馬の話で恐縮だが、私は昔から追い込み馬が好きだ。近代競馬では、先行して直線で抜け出すという無難な勝ち方をする馬が多くなった。

   ヒカルイマイやミスターシービーのように、4角最後方から前にいる馬をごぼう抜きして勝つような馬が少なくなったのは、競馬馬は経済動物、つまり馬主や調教師がそうしたタイプの馬を好まなくなったからである。

   競馬には少なくなったが、今年の箱根駅伝では「大逆転」が起こった。復路の10区、後ゴールまでわずか2キロという地点で、トップを走っていた創価大学のランナーを、駒沢大のランナーが抜き去ったのである。

   10区のスタート時点でトップとの差は3分19秒もあった。往路から見続けてきた私は、創価大の完全優勝を疑わなかった。テレビは点けていたが、他のことをしていた。ゴールまで4、5キロ辺りから創価大のランナーの走りがおかしくなってきた。

   もしやと思ったがゴールまではあとわずか。だが、後ろの駒大のランナーの姿がみるみる大きくなってくる。残り2キロという地点で、創価大のランナーを並ぶ間もなくかわし去った。

   箱根駅伝97年の歴史の中で「10区逆転」は9回しかないという。それもここまで大きな差があったのを逆転したのは初めてだそうだ。創価大には気の毒だが、年の初めに凄いものを見せてもらった。

   文春によれば、創価大は8割が創価学会員だといわれるが、駅伝部の部員の多くは非学会員だそうで、「寮や練習環境も充実しており、選手層の厚い他大より箱根を走れるチャンスがあると、全国から実力のある選手が集まってくる」(ジャーナリスト乙骨正生)という。

   創価大と、復路ですごい追い込みを見せた青学、駒大が、来年の優勝候補ではないか。

遅きに失した緊急事態宣言

   さて、今日(1月7日)、東京で新たに2447人の感染者が出たそうだ。菅首相は今夕、渋々、首都圏4都県に対して8日からの緊急事態宣言を発出するが、遅きに失したといわざるを得ない。

   文春で"8割おじさん"こと西浦博・京都大学大学院医学研究科教授が、政府も東京都も「明らかに判断が遅いと言わざるを得ません」と批判している。彼は、昨年6月、7月中に都内の感染者数が1日100人以上になると予言し、的中させた。

   西浦教授は、このままいくと東京の感染者数が2月末には約3500人、3月末には約7200人になると語っているが、今日の数字を見ると、さらに増えるのではないかと心配になる。

   なぜなら、前回よりも期間も短く、学校の一斉休校もしないなど、緩くなっているからである。西浦教授は、若者の行動を制限しなくては、高齢者の感染拡大は収まらないと指摘し、「コロナに恐怖心を抱かない若者世代の合意をどう取りつけ、彼らの移動をどう食い止めるか」しないと、宣言を出しただけで感染拡大は収まらないとしている。

   さらなる不安材料は、菅首相が専門家会議や西村担当相たちのいうことを聞かず、首相直轄でコロナ対策の判断を行っていることだという。

   菅首相は、緊急事態宣言よりも、特措法成立を優先させたかったといわれる。違反した人間や業者たちに対して厳しい罰則を入れ込むことで、改憲しないで「緊急事態条項の創設」をやってしまおうという腹積もりではないのかと危ぶむ声が出ている。

   ホルガー・シュパマンハーバード教授がいっているように、「前例のない自由の侵害は前例のない透明性を必要とする」(白藤博行専修大学法学部教授=月刊『住民と自治』2020年6月号より)はずである。国民へ十分な説明もしないまま、民主主義を踏みにじる恐れのある特措法を「非常時だから」と、与野党が議論もなく成立させていいはずはない。

菅政権はもうレイムダック

   今週発売された週刊誌の多くが、菅政権は早くもレイムダック状態だと報じている。

   現代は、政治評論家や記者、ジャーナリストたちに、政界の今後を予測してもらう緊急アンケートを実施した。

   菅政権はいつまで続くのかとの問いに、多くの識者が「今年限り」との厳しい回答を寄せている。

   「支持率が回復しなければ、今年9月の自民党総裁任期いっぱいで終わることも考えられる」(ジャーナリスト鈴木哲夫)、「よほどの幸運でもない限り、総裁任期とともに退陣に追い込まれる」(東京大学先端科学技術研究センター教授で政治学者の牧原出)、「任期満了までが規定路線だが、正月明けにコロナがひどくなれば、3月の予算通過後に終わりもありえる」(元東京都知事の舛添要一)

   では、菅首相がもし解散に打って出たとして、自民党は選挙に勝てるのかという質問には、政局のプロたる政治部記者たちの見解は「勝てない」でほぼ一致している。それどころか、菅はその前に退陣に追い込まれるとの見方も少なくないようだ。

   「8月末から9月末に総裁選が行われ、菅氏は降板。解散総選挙は新総理総裁のもとに行われる。『菅では勝てない』という党の判断で、菅氏は解散権を奪われる」(朝日新聞政治部記者・40代)、「党内で選挙を見据えた『菅降ろし』が始まる。五輪を花道に退陣」(毎日新聞政治部OB・ 50代)、「菅総理はコロナに解散権を封じられた。任期満了まで打つ手なし」(時事通信政治部記者・40代)

選挙の顔になれない菅首相

   現代によれば、自民党関係者に取材すると、菅は選挙の顔になれないという記者たちの分析に同意する向きが多いという。

   ポストとサン毎は選挙予測をやっている。ポストでは政治ジャーナリストの野上忠興が、自民党は現有282議席から242議席になると読む。野党第一党の立憲民主党は現有108議席から137議席へ大幅アップする。共産党も12議席から17議席へ。日本維新の会は10議席から21議席へと、これもまた伸ばすと見ている。

   サン毎では、菅首相のお友だちである選挙プランナーの三浦博史が、自民党は10議席は減らすと見ているが、立憲民主党も2議席減らすとしている。あまりの違いに、どちらを信じればいいのか迷う。

   文春は、菅を窮地に追い込むのは4月25日に行われる2つの補選の結果だと見る。裏金疑惑で議員辞職した自民党の吉川貴盛の衆院北海道2区、コロナで急死した立憲民主党の羽田雄一郎の参院長野選挙区だが、共に野党が強いため、2つとも落とす可能性が高いという。

   そうなれば、清和会や麻生派を中心に菅では選挙を戦えないと「菅降ろし」が始まるというのである。

   現代によれば、次の総理大臣は誰になるかとの問いに、最も多く名前が上がったのは行政改革担当相の河野太郎、次が前自民党政調会長の岸田文雄だそうだ。

中村芝翫の再びの「不倫」

   ところで、文春の「初荷・不倫」は、4年前にも京都の芸妓と「禁断愛」を報じられた歌舞伎役者、八代目中村芝翫(当時は橋之助=55)である。

   芝翫というのは江戸時代から200年の歴史を持つ大名跡。そんな人間が、1度ならず2度までも「不倫」で話題になるとは、さぞ、妻の三田寛子(54)も嘆き悲しんでいることだろう。

   昨年の11月26日、東京の歌舞伎座に出ていた芝翫は、そそくさと歌舞伎座を後にし、新幹線に飛び乗ったという。テレビのロケのために京都駅に着くと、ホテルにチェックインして、なじみの木屋町通りにある高級割烹に関係者らと入る。

   そこにかねてから情を通じているA子(32)が加わる。その後2人は関係者を残して店を出る。慌ててその後を店の女将が追って、ホテルのエレベーターに2人が乗ったのを見届けて、店に戻っていったそうだ。前回、不倫がバレタのを教訓として、不倫と見られないよう女将にカモフラージュしてもらっていたという。そのホテルには3泊したそうだ。

   A子は大阪在住で、中学の頃から歌舞伎ファンで、10数年前に知人の紹介で芝翫と会ったという。逢瀬を重ねてきたそうだが、昨年夏に芝翫の彼女への"熱"が上がったと、A子の知人女性が話している。

   だが、彼女には同棲している男がいるというのだ。マンションも借りてもらい、カネも月に30~50万円ももらっているそうだ。なかなかしたたかな女性である。

   芝翫の楽屋に据えられている鏡台は、彼女が八代目襲名の時に贈ったそうで、240万円もしたという。芝翫は、東京の自宅を深夜にこっそり抜け出し、彼女が宿泊しているホテルへ行ったりしていたそうだ。

   1月2日、文春が芝翫を直撃。最初は驚いたが、A子については、「十代のころから知っているお友達でございます。ご安心ください。(男女の関係は)絶対にない」と、顔を紅潮させながら抗弁したそうだ。

   そこで、前回の不倫の時、見事な火消し役を果たした妻の三田はどう答えるのか。都内のホテルに現れた三田は、まず、コロナ感染対策を歌舞伎座、松竹が一丸となってやっている時、新年早々こういうことでお騒がせするのは、本当にお恥ずかしいと語る。

   離婚については、「ないです」ときっぱり。「二十一歳で彼に出会って三十年以上、その間、彼がずっと頑張ってきた姿も一番そばで見ていますし、やっぱり少しでも支えるというのも私の仕事の一つ」。子どもたちは彼女を励ましてくれて、父親のところへ行って、「お父ちゃん、ちゃんとお母さんの目を見てきっちり謝って、きっちりお話をしてください」といったそうだ。

   そして三田はこういう。

   「『私は(あなたの)お母さんじゃない!』と言いたい。人生のパートナーなんです。(中略)とにかく、私がお母さんだと思っているところがあるんですよ、きっと。お母さんなら許してくれると」

   今回も妻の言葉で、この女好きの歌舞伎役者は救われたようだ。一生頭が上がらないだろう。

   女性にルーズといえば、新潮が報じている前オーストリア大使の「下半身」も呆れるぐらいすごい。

世界を股にかけた前オーストリア大使の「下半身裁判」

   現在係争中の裁判で、原告は小井沼紀芳(65)前オーストリア大使の妻で、被告は小井沼の10歳年下の部下。他の機関から出向していた被告と不倫関係になり、その後、日本でも密会を繰り返していたという。

   妻は偶然、亭主のパスポートを見て、内密に帰国していたことを知り、問い詰めたところ、事実関係を認めたそうだ。妻はショックを受け、夫婦関係は完全に破たんしたため、損害賠償として200万円を払えと訴えているという。

   裁判で被告の女性は、不倫ではないと全否定し、小井沼の女性関係を次々に暴露し、極め付きは、「大使がベトナムに赴任当時、女性と交際関係を持ち、妻から怒られてパイプカットをしたらしく」ということまで話していたというのである。

   駐在外交官たちの中には、セクハラ、パワハラで訴えられる人間が少なからずいるが、このケースは酷すぎる。

   このセクハラ大使がオーストリアにいた2019年9月には、秋篠宮佳子さんが初めての海外公務としてこの地を訪れ、この男がアテンドしていたのだ。

   佳子さんがこれを読んだら、何と思うのだろうか。(文中一部敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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