危機一髪、松村邦洋のコロナ感染体験! 自宅療養で重症目前「入院がもうちょっと遅かったら危なかった」 自宅療養になったら...番組が最新情報

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   新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、病院や宿泊施設ではなく、自宅で療養する人の数が急増している。11月(2020年)には全国で約1000人だった自宅療養者が、13日(2021年1月)時点で3万人を突破。自宅療養中に症状が悪化し死亡するケースも増えている。

   背景には都市部を中心に感染症病床がひっ迫し、より重症患者を優先せざるを得ないという現状がある。高齢者や基礎疾患がある人、免疫抑制状態の人、妊娠中の人など、ハイリスクでも軽症・無症状なら、やむを得ず自宅療養になっているというわけだ。

   中川安奈アナウンサー「もし自宅療養となったとき、何に気を付けるべきか、どんな公的なサポートを受けられるのか、最新情報をお伝えします」

「まだ大丈夫」と思っていても一気に悪化するのが新型コロナ

   タレントの松村邦洋さん(53)も、自宅療養中の症状悪化を経験したひとりだ。

   松村さんは12月26日(2020年)に38度台の発熱。簡易的な抗原検査では陰性だったが、28日にPCR検査を受け、29日に陽性と判定された。BMI指数が30で肥満傾向の松村さんは、東京都の基準では入院すべきだったが、病床がひっ迫していて自宅療養することになった。

   松村さん「熱はないんですよね。味覚も嗅覚もしっかりしていて、食事も大丈夫なんですけど、せきとたんがひどかった。夜苦しくて眠れないんですけど、たんを吐くと楽になるのでパッと忘れられた」

   保健所からは毎朝連絡があり、健康状態を報告していた。身の回りのことも自分でできる状態だったが、療養4日目の朝、連絡してきた保健所の担当者から入院を強く勧められた。

   松村さんは2009年、東京マラソンに出場した際に心筋梗塞で心肺停止状態になったことがある。陽性と判定された時に保健所にも伝えていたが、「保健所の方がちょっと不安になって、『病院に行くような形にします』と言われた」(松村さん)。

   1日(2021年1月)、保健所が用意した車で入院した松村さん。X線検査で肺炎と診断された。人工呼吸器を付ける重症の一歩手前、中等症の状態だったという。

   松村さん「肺炎の痛み具合や炎症の数値が結構大変だった。もうちょっと入院が遅かったら危なかったなという肺炎でした。手遅れだったら重症化していたと思います」

   博多大吉キャスター「松村さん自身はまだ自宅療養でいけるっていう感覚だったんですかね。保健所の方が入院を勧めたから重症化せずに済んだって...」

   近江友里恵キャスター「本人はまだ大丈夫かなと思っていても、気付かぬうちに一気に悪化してしまうこともあるんでしょうか」

   沖縄県立中部病院の高山義浩さん「そこが新型コロナの怖いところで、肺炎が徐々に悪化している状況では肺の機能低下に気付きにくいことが考えられます。例えば体を動かすことができていれば、息切れがするといったことでおかしいと気付けるんです。けれどもじっと寝たきりで高熱と戦っている状態では、寝ていても息切れがするってかなり進行した状態ですよね。ここまで気付けないわけです。特に高齢者は自分で気付けないことが多いと思います」

文   ピコ花子
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