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大相撲「序の口」で116年ぶりの快挙 現役最年長50歳の華吹が勝ち越し

   新型コロナウイルス緊急事態宣言で自宅にいることが多くなり、テレビの相撲中継も人気なのだが、きのう21日(2021年1月)、テレビに映らない「序の口」で明治時代以来の快挙があったという。相撲に詳しい横野レイコがリポートした。

   初場所の番付表が映ったが、一番下なので字が小さすぎて読めない。映像が拡大され、横野は「東の序の口九段目に『華吹(はなかぜ)』がいます。現役最年長の50歳。その華吹がきのう勝ち越しました。50歳以上の勝ち越しは116年ぶりなんです」とはしゃいでいる。

   立浪部屋の所属で、初場所は1986年というから力士として35年、最高位は33歳のときの三段目の十八枚目だという。司会の小倉智昭は「ということは、関取になったことはない、大銀杏も結ったことがない、ちゃんとした給料ももらったことがないということだよね」と目を丸くしている。

   横野「そうなんです。場所手当を2場所に1回もらうだけです。部屋住まいなので生活費はかからないのですが......。ただ、相撲界や相撲女子の間では、『ちゃんこ長』と言えば立浪部屋の華吹と言われるレジェンドです。本当に美味しいんです」

生涯戦績では3位

   いや、勝ち星だってすごいのだ。「現役力士の生涯戦績」では、白鵬、鶴竜に次いで3位。「幕下以下ですから、1場所は15日ではなく7日しかなく、それでこの成績ですから、いかにコツコツやって来たかということです」と横野。

   立浪部屋の関東後援会の塚田純夫会長によると、「去年で引退して、就職することになっていたが、コロナで延期になってしまった」という。おかげでこの快挙となったわけだが、就職先はちゃんこ料理店だろうか。そうなら、たちまち人気店間違いなしである。

   横野「趣味はバイクで、愛車はイタリアのドゥガティだそうです」

   金曜スペシャルキャスターのカズレーザー「ドゥガティ持ってるの! あれ結構高いっすよ」

   おカネもコツコツ貯めたんだろう。