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フライデーがスクープした「シブコ」の熱愛 お相手はテレビ東京のイケメンアナ NHK『ニュースウオッチ9』で菅首相に鋭い質問をした有馬キャスターに降板の噂

   フライデーが久々、会心のスクープを放った。

   12月の「全米女子オープン」で4位と健闘した渋野日向子(22)が、帰国、自主隔離が終わった直後の1月5日、ワンボックスカーで真っ先に訪れたのはテレビ東京の野沢春日アナウンサー(31)の家だったという。

   「野沢アナは明治大学を卒業後、鷲見玲奈アナ(30)と同じ`13年にテレビ東京に入社しました。朝の経済番組『Newsモーニングサテライト』をはじめ、ゴルフ、卓球などのスポーツ中継を担当しています。爽やかイケメンなので女性にモテるのですが、イジられキャラという一面もあります」(テレ東社員=フライデー)

   だが、女性の運転手が野沢(1月2日が野沢の誕生日だったらしい)にプレゼントを渡しただけで、帰ってしまったそうだ。

   「野沢アナは年末に新型コロナウイルスに感染し、この日は自宅で療養中だったのです。すでに症状はだいぶ落ち着いていたようですが、少しでも接触を避けるため、運転手を介したのでしょう」(同)

   2人が知り合ったきっかけを、渋野を知るゴルフ関係者はこう語っている。

   「20年1月放送のスポーツトーク番組に渋野が出演したことです。その番組で野沢アナは進行役を務めていました。そこから複数人で会食に行くうちに渋野のほうが野沢アナに惹かれていったようです。その後、二人きりでデートをするようになり、秋頃に交際が始まりました」

   笑顔の可愛さが最大のチャームポイントの渋野だから、野沢アナとの交際も「淡い初恋」のようなものかと思ったら、そうではなかった。

   「1月11日の夜7時半過ぎ、野沢アナは自宅から歩いて数分のところにある、高級ホテルに向かった。彼が再び姿を現したのは翌朝10時。その約30分後、今度は渋野がホテルを後にし、迎えの車で去っていった。前日の夜は二人きりで楽しく時間を過ごしたのだろう」(フライデー)

   「翌週の1月20日も、二人は逢瀬を重ねていた。場所は先週と同じホテルだ」(同)。まさに男と女の「肉弾戦」、世界の中心で愛を叫んでいたのだ(なんのこっちゃ)。

   フライデーの直撃に渋野は、「えーっ! 私!? なんで私~!?」と驚いていた。デジタル版には野沢のゴルフ練習場での姿も掲載されているが、なかなかの腕前のようだ。渋野の試合で、野沢がキャディを務めるという姿が見られるかもしれない。

   FLASHから。声優というのもなかなか人気があるようだ。浅沼晋太郎(45)もラップバトルアニメ『ヒプノシスマイク』に出て、ヤクザの「碧棺左馬刻(あおひつぎさまとき)」役を担当して人気があるそうだ。

   人気が出なければFLASHに私生活を書かれることもなかったのだろうが、2015年頃に一般女性と結婚したが、1年ほどでスピード離婚しているという。

   結婚・離婚を公表してこなかったのは、「声優ファンには、真剣な恋愛感情を抱いてしまう熱狂的な"ガチ恋"も多い」(アニメ誌ライター)から、自分のものでなくなった時、恋しさ余って憎さが百倍になるファンもいるからのようだ。

   大変ですな、モテすぎるということは。私はモテたことがないので、そんな心配は無用だったが。

春の改編で夜のニュースショーに異変

   次はポストの、夜のニュースショーに異変が起きるという記事。ポストによると、『ニュースウオッチ9』の視聴率が10.62%、『報道ステーション』が12.76%で、1位2位を競っているようだ。

   やはり午後11時台のニュースは、コロナの影響もあって、ライフスタイルが変わってきていて、苦戦を強いられているそうだ。だがここへきてテレ東の『ワールドビジネスサテライト』が、4月から1時間早くして、10時スタートで殴り込んでくるという。

   『ワールドビジネスサテライト』は経済モノが中心だが、このところ株価が好調なため、強気になっているようである。

   『報道ステーション』は、富川悠太がコロナに感染したり、菅首相をインタビューした際、あまりに忖度し過ぎて、聞くべきことを聞かなかったりと批判されている。

   富川は4月改変で替わるかもしれない。『ニュースウオッチ9』は逆に、菅首相が出た時、MCの有馬嘉男が鋭い質問を浴びせかけたため、菅が怒ったという。

   そのために3月いっぱいで降板させられるともいわれているが、もしそうであっても、「名誉の戦死」ということだから恥じることはない。

   だが、後釜には、自民党ベッタリのMCを起用する可能性は大いにある。そういう意味でも、4月の改編は注目したい。

日本からは言い出せない五輪返上

   さて、1月21日にイギリスの『タイムズ』が、日本政府は東京五輪は中止にすると結論を出したと報じた。私などは、当然だろうと思うが、日本政府は全否定し、IOCのバッハ会長も「フェイクニュースだ。開催に疑いの余地はない」と断言した。

   新潮によれば、小池都知事も「報道に抗議を出すべきだ」と啖呵を切ってみせたそうだが、いってみただけだろう。では、なぜ、菅首相をはじめ、関係者が中止といい出せないのか? 元JOC国際業務部参事でスポーツコンサルタントの春日良一がフライデーに語ったところによると、日本側の意志で中止すると、経済的な損失を全て日本が被らなくてはいけないし、IOCに見切りを付けられて二度と日本では五輪を開催することができなくなるそうだ。

   したがって、IOCが「中止」といわない限り、日本側からはいい出せないというのである。

   「だから中止にせよ無観客開催にせよ、出場選手の最終エントリーがおこなわれる7月まで、最終判断を待つことも可能なのです」(春日)

   なるほど、だから菅首相は「開催する」といい張っているのだな。だが、そこまで待たされる日本人もそうだが、選手たちはたまったものではないはずだ。早く止めると宣言したほうがいい。

北陸新幹線の延伸遅れで引責辞任

   その菅首相の非情さはよく知られているが、ここまでやるかというケースを文春が報じている。

   年の瀬が押し迫った12月23日、永田町の議員会館をスーツを着た男2人組が、平身低頭しながら挨拶回りをしていたそうである。国交省が所管する独立行政法人「鉄道・運輸機構」の理事長だった北村隆志(元国交省)と副理事長の小島滋で、2人の配る名刺には手書きで、「引責辞任いたします ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と書かれてあったという。

   12年に着工した北陸新幹線の延伸工事の施工管理を機構が担当していたが、遅れに遅れ、当初予算から大幅に膨れ上がったため、岡田直樹官房副長官が批判し、菅首相も同調したため、北村と小島が辞意を表明した。

   だが文春によれば、駅の設計変更が何度もなされたという特殊な事情が背景にはあったという。だが菅のやり方は問答無用、自分の意に沿わない人間は斬る! そうやって官僚たちに恐怖感を植え付け、支配するのが菅流である。かくして官僚たちは公僕であることを忘れ、首相官邸だけのポチに成り下がってしまったのである。

   ところで、無性に本が読みたくなって、月曜日に買って読みふけった。直木賞受賞作『心淋し川(うらさびしがわ)』(西條奈加・集英社)、『書きたい人のためのミステリ入門』(新井久幸・新潮新書)、『たかが殺人じゃないか』(辻真先・東京創元社)、『吉永小百合 私の生き方』(NHK『プロフェッショナル仕事の流儀 制作班築山卓観』・講談社)、『鬼才 伝説の編集人齋藤十一』(森功・幻冬舎)、『2016年の週刊文春』(柳澤健・光文社)。これを4日で読んだ。

   『心淋し川』は程よくまとまってはいるが、吹き溜まりのようなよどんだ川に沿ってある貧乏長屋という設定、ありふれた人情話と、どこかで読んだ話である。直木賞というなら、これまでとは違った視点が欲しい。まあ、昨今の賞はこんなものばかりだが。

   『ミステリ入門』は参考にはならなかったが、いくつか未読のミステリーがみつかったのが収穫。『たかが殺人』は途中で放り投げた。私の脳は青春ミステリーというジャンルをどうしても受け付けないのだ。

   『吉永小百合』はNHKでも見たが、底の浅いドキュメンタリーであった。本ではテレビでは出せなかった小百合の「本音」があるのかと思ったが、何もなかった。由緒正しいサユリストには何の価値もない一冊。

   『鬼才』と『週刊文春』は面白かった。天皇・齋藤が支配する週刊新潮は、斎藤の死と共に崩れ去ったというのはよく分かる。花田紀凱と新谷学を軸に、文藝春秋という大らかだが、なかなか難しい人間関係を織り込み、私が知っているこの会社の別の部分も知ることができた。どちらも自分のいた出版社のことなので、身びいきが過ぎると思うところも多々あるが、出版社志望の若い人に読んでもらいたい。

   手前みそだが、このほかに拙著『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)と、現代ビジネスに連載していた魚住昭の『大衆は神である』を読めば、講談社のことがよく分かる。小学館も似ているが、講談社には社を代表するような編集者は皆無といっていい。新潮の齋藤も文春の田中健五もいない。出版とは何かなどといううるさい人間がいなかったから、文芸からマンガまで、儲かるものなら何でも臆面もなく出すことができた。そこが講談社の他社にない"強味"であったと思う。いちOBとしては、恥ずかしくて大声ではいえないことだが。

   さて、今朝(1月29日)の日刊スポーツに掲載された、文春で雀荘通いが報じられた時津風親方のコメントが面白い。

   「知人らによると、時津風親方は猛省しつつも『国会議員は外食しているのに何も処分はなく、なぜこっちはクビになってしまうのか』と漏らしているという」

   新潮で角幡唯介が一文を寄せている。元朝日新聞記者で探検家。北極の太陽が姿を見せない漆黒の夜を旅した『極夜行』は冒険ノンフィクションの傑作である。

   角幡は現代のようなテクノロジー礼賛に対してこう警鐘を鳴らす。

   「テクノロジーが便利になって社会が効率的になることで得をするのは、基本的には国家や企業といった私たちの外部にあるものだ。(中略)しかし自分で行為せず、思考せず、判断せず、あらゆる認知機能を機械にアウトソーシングした、ただ呼吸し、意識があるだけの肉の塊になったとき、それを人間と呼ぶことはできるのだろうか。それは事実上の死なのではないか。

   私はそうはなりたくない。だから北極で犬橇をする。私の生を押しつぶそうとする無形で暴力的な力への、それは私的な抵抗でもある」

   コロナ禍の下で、ただ呼吸し、酒を飲み、NetflixやAmazonプライムビデオを見るだけの日々を送っている私は、たしかに死んでいるのも同然であろう。

   北極で犬橇はきついが、疲れ果てて雪の中で眠るように死ぬことができれば、行ってみるのも悪くはないかな。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。