2021年 2月 26日 (金)

キーボードに指を乗せて、見知らぬ他人を誹謗中傷する卑劣なSNS上の匿名犯人を追う現代的な刑事、慎吾ちゃん頑張れ
<アノニマス~警視庁"指殺人"対策室 第2回>(テレビ東京)

   アノニマスとは匿名の意味。SNS上で洋服が似ていただけで、土下座で謝らせた女として芹沢亜里沙が悪口雑言を拡散される。実は犯人は婚約者の母親だった。婚約者は未成年の時に、知らずにオレオレ詐欺の受け子にされて、酷い目に遭った前歴があり、炎上が怖かった母。しかし、亜里沙の同僚たちは彼女の味方であった。

   SMAP解散以来、5年ぶりにドラマ主演の香取慎吾が陰鬱な顔をした指殺人対策室の万丞渉刑事に扮する。随分中年ぽくなったが、解散騒動で苦労したからか、かつての明るくひょうきんな慎吾ちゃんから、人生の蔭を見せる大人になって味が出た。バディは碓氷咲良(関水渚)、さすが低予算のテレ東らしく、他にスターはあまり出ていない。くすんだドキュメンタリー風でリアリズムまっしぐら。

   ジャニーズに造反した香取たちは、あまり宣伝してもらえずに、ひっそりした主演登場のためか、視聴率は一桁で芳しくない。でも、匿名で他人を誹謗中傷する卑劣なガセネタの拡散犯人を、指紋同様に、耳の形は個体差が歴然としているとして、捜査のカギとするなど、脚本には努力の跡が見られる。「頑張れ、慎吾ちゃん」と応援しておこう。ちょっと違和感があるのは、自分の息子がやられたネット上の誹謗中傷を、母親が息子の婚約者に使うというのはおかしくはないか。現代的なテーマのSNSドラマは楽しみでもあり、素人が自己発信できるSNSの怖さを、いろいろと見せてもらいたい。(放送2021年2月1日22時~)

(黄蘭)

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