2024年 4月 23日 (火)

「世論とズレ」自民・二階幹事長に飛び火 五輪ボランティア「辞退者をバカにしている!」

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   東京オリパラ大会組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を受け、およそ390人のボランティアが辞退していたことが分かった。このことに関する自民党の二階俊博幹事長の発言がさらなる波紋を広げている。

   発言は「瞬間的に『退かせていただきたい』とか『協力できない』とかおっしゃったと思うが、また落ち着いて静かになったらその人たちの考えも変わるでしょう。どうしてもお辞めになりたいということなら、新たなボランティアを募集せざるを得ない」というもの。

   実際に大会ボランティアを辞退したと言う人はスッキリの取材に対し、「結局、ことの本質が分かっていないんでしょうね。(辞退の動きが)一過性のもので、バーッと騒がれているだけだと思われているとしたら非常に残念です」と話す。ボランティア復帰の可能性について聞かれると、「全然戻りたいとは思いません。逆に気持ちが離れてしまいました」と答えた。

スタジオ「怒りの本質を理解していない」「むしろ溝が深まった」

   二階幹事長の発言についてはスッキリでも批判的な声が多かった。

   近藤春菜(お笑いタレント)「『瞬間的に』というのがひっかかりますね。ボランティアの方たちが根本的に何に怒っていて、退く意思を見せたのかということを理解されていないんじゃないか。一時的な怒りに任せているわけじゃなく、ちゃんと理由がある」

   前田裕二(実業家)「『瞬間的に』という言葉を使うことによって、ボランティアの当事者や我々がどんな気持ちになるかということを一切想像していなかったのでしょう。むしろ溝が深まるということの想像力が皆無だったのは残念です」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「ボランティアに対しても失礼な発言ですし、森さんが発言を撤回したから良いというものでもない。結局、受け手側が納得する対応をしなければことの収束にはならない。火に油を注いだという印象です」

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「二階さんのマスクも(鼻下まで)ズレていたが、世論からもかなりズレている。森会長の言いぶりと重なる感じがします。辞退した人たちをバカにしています」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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