五輪4者会談に「出席しない」と小池都知事 森会長辞任要求の一撃か!

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   東京都の小池百合子知事がきのう10日(2021年2月)、来週17日にも開催の方向で調整されていた東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長、国際オリンピック委員会(IOC)バッハ会長、橋本聖子・五輪担当相との4者会談に出席しない意向を表明した。これが森会長の「女性が入る会議は時間がかかる」などの発言に不快感を示し、森氏を事実上追い詰める一撃を放ったとの受け止め方が広がっている。

   小池知事は森発言について「これだけみなさんに不快な思いをさせて、開催都市の長として残念。会談してもポジティブな発信にならない」と語った。都庁内では「いまは建設的な話し合いができる状況ではない」「やってもあの森発言に包括されてしまう」といった声があがっているという。

小池知事にメリットない4者会談

   都庁で東京オリンピック招致担当課長だった鈴木知幸さんは「会談自体が国民に対するパフォーマンス的なものと、小池知事は直感的にわかったのではないか。森会長の周辺に進言できる人がいない以上、小池知事が出てもメリットはない」と解釈する。政治ジャーナリストの田﨑史郎氏は「自民党内では、森会長への事実上の辞任要求で、宿敵の森会長を追い込むのを狙ったという見方がある」と話した。森会長に近いスポーツライターの小林信也さんは「小池知事は自分のイメージを下げない立ち回りをしている」と批判的だ。

   その小林氏によると、森会長は辞任の意を持っていたが「組織委員会の中心メンバーから遺留された」という。

   高木美保(タレント)「(森さんのような人が)世の中にはびこっているのに、周りと本人の行動が自分たちを追い詰めている。悪いお手本だ」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「森会長の外堀は埋まりつつあるが、問題は内堀の理事会だ。側近が辞めないでとやったのなら、辞任さえできないのかとダメージを重くするだけ。小池知事は森辞任を待つというなら責任放棄。逃げた感じがする」

   司会の羽鳥慎一「森発言から1週間(騒ぎが)続いています」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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