天海一平(成田凌)率いる鶴亀家庭劇の初興行は、大盛況のうちに幕を閉じ、鶴亀株式会社社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)に認められた。次の公演はえびす座で、ひと月後と決まった。
一平は、以前却下された台本に笑いを加えて書き直し、須賀廼家千之助(星田英利)に次の興行はこれをやりたいと伝える。それは「母に捧ぐる記」という題名で、母親の無償の愛を描いた台本だった。
千之助「ちょっと、手直ししてもええか?」
そう言って修正するも千之助は一平の台本を受け入れる。
岡安の一人娘みつえに縁談が持ち上がるが...
そんな最中、岡安の女将・岡田シズ(篠原涼子)のひとり娘、岡田みつえ(東野絢香)に縁談が持ち上がる。老舗の料亭の跡取り息子とあってシズも岡田宗助(名倉潤)も乗り気だった。
千代(杉咲花)や岡安のお茶子たちは、みつえの本当に好きな人は一平だと思い込んでした。しかし、みつえは岡安のライバル茶屋、福富の長男・富川福助(井上拓哉)と相思相愛だった。
福冨の女将・富川菊(いしのようこ)とシズは犬猿の関係。二人の結婚は現実的ではない。みつえは、千代に菊を説得して欲しいとお願いするが...。(NHK総合あさ8時放送)