2021年 4月 17日 (土)

長閑な虹ノ村と命の瀬戸際トリアージを描く、病を抱えた女医(高畑充希)の活躍人情劇
<にじいろカルテ 第4回>(テレビ朝日系)

   コロナ時代にあまり見たくないドラマである。主人公の紅野真空(高畑充希)は自分も病気もちの医者で、山奥の虹ノ村診療所で内科医として働いている。同僚は外科医の浅黄朔(井浦新)と看護師の蒼山太陽(北村匠海)。この4回では、隣村のキャンプ場で土砂崩れが起こり、真空たちが駆けつける。その惨状の中、浅黄は以前、大爆発に巻き込まれて、トリアージで0の黒印をつけられ亡くなってしまった愛妻の沙織(佐々木希)のことを辛く思い出す。

   元気だった頃の沙織とは、畑の収穫物を巡ってやりとりした幸せな想い出がある。沙織は朔の農家スタイルに「惚れ直した」と話したり、採れた野菜を料理にして美味しく食べたり、他愛もない田園風景が続く。このドラマのキモは、命を預かる医療現場と、どこまでも長閑な田園風景の対比である。だが、トリアージは残酷だ。

   優しい話が旨い岡田恵和の脚本であるが、土砂崩れにしても大爆発にしても、「何かどこかで見たぞ」的印象があり、「コードブルー・ドクターヘリだ」と思い出した。フジの一連の救急ドラマのドクターヘリには、現場で毎度このトリアージが出てきた。そうでなくても、今の我々は、1日中コロナコロナで息が詰まる生活をしている。その上、連続ドラマの中まで、命を削る内容ははっきり言って見たくないのだ。恐らく、企画が上がった頃に、この未曾有のパンデミックは予想だにしなかったのだ。北村の演技はまだまだ生硬である。(放送2021年2月11日21時~ )

(黄蘭)

採点:0.5
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中