2024年 4月 17日 (水)

新会長選ぶ8人に注文と期待! 「ジェンダー」「多様性」に配慮でき「だれもが共感できる人を」

   東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長が、早ければきょう17日(2021年2月)にも内定する。

   候補者検討委員会メンバーは8人。これまで委員長を務める御手洗冨士夫名誉会長以外は公表されていなかったが、関係者への取材から全員の顔ぶれが明らかになった。JOC会長で元柔道選手の山下泰裕会長、スポーツ庁長官で元ハンマー投げ選手の室伏広治理事、元体操選手の田中理恵理事など、8人中6人がアスリートという構成になっている。

   都知事時代、組織委とともに大会準備を進めた舛添要一氏はこのメンバーについて「男女バランス、役職で必要な人、様々な競技のバランスをとっている。ひと言でいえばいろんな観点からバランスをとった検討委員会だと感じる」と話す。

元競泳・松田丈志「誰がなってもチームワークでフォローを」

   きのう16日に開かれた初会合では、新会長に求められる以下5つの資質が決められた。①オリパラスポーツに造詣がある、②ジェンダーの平等、多様性など大会理念を実現し、レガシーとしてつなげていけることができる、③国際的な活動経験、知名度などがある、④東京大会の経緯や準備状況を理解している、⑤組織運営能力、調整力などを備えている。

   舛添氏が特に重要と語るのは2番目の資質だ。「ここは相当しっかりしていく。東京大会が終わって2021年以降は見違えるように日本が変わった、と。LGBTなど、性的マイノリティーに対する差別がない社会になれば、それはプラスの遺産として残る」と話す。

   番組コメンテーターで競泳元日本代表の松田丈志は「これ(5つの資質)全部を完璧にできる人はなかなかいないと思う。誰が会長っても、組織委のチームワークでフォローしながらでやっていくということは必要になっていくと思う」とコメント。

   フリーアナウンサーの近藤サトは「要は、日本がこれから国際社会、国際世論から信頼を取り戻せるかということ。五輪開催国にふさわしいのかと世界がうかがっている。そういう中ではエモーショナルな部分で多くの人たちから共感を得られる人を選んでほしい」と話した。

   近藤春菜(お笑いタレント)「会長だけが表に出るのではなく、みんなで作っていくんだという気持ちを持たないと、また同じことの繰り返しになってしまうと思います」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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