昨年、漫才日本一を決めるM‐1でマヂカルラブリーが優勝したと同時に勃発したのが、マヂカルのネタは「漫才」か「コント」か論争だ。野田クリスタルが電車のつり革に意地でも捕まらない人を演じ、それに相方の村上がツッコミを入れるかたちの漫才で、激しい動きでバタつく野田はほとんど喋らず。たしかに動きだけを見ると、「漫才」よりも「コント」に近く、前年に優勝したミルクボーイがあまりにも正統派のしゃべくり漫才だったので余計にそう感じたのかも!?
この「お笑い二刀流」は、芸人たちが、「漫才」と「コント」、2つのネタを披露するもので、今回は、MCサンドウィッチマン、SPゲストアンタッチャブルらを始め、中川家らのベテランから、かまいたち、おいでやすこが、そして、マヂカルラブリーらも参戦した。
正直言って「漫才」か「コント」かの定義はよくわからなかった。強いて言うなら、「漫才」は舞台中央にマイクがあり、それを挟んで喋り、「コント」はセットや小道具、衣装を使って見せるくらいか。
ま、そんな堅苦しいことはこの際置いといて、芸人たちのネタをガッツリ見られるというのは嬉しい。昨今、コメンテーター気取りの芸人たちも多いが、やはりお笑い芸人は芸を見せてなんぼ、だから。
これまで特番で2回放送し、今回が第3弾。番組の最後には4月から「お笑い実力刀(おわらいじつりょくは)」とタイトルも新たに、レギュラー化されることが発表された。これは嬉しいお知らせ!(放送2021年2月15日18時45分~)
(白蘭)
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