<おちょやん>(第60話・2月26日金曜放送)
えびす座に火をつけようとしたヨシヲを、千代が間一髪で止めた。去っていくヨシヲに千代は母の形見を渡す

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   弟・ヨシヲ(倉悠貴)の説得に失敗した千代(杉咲花)。そんな中、一平(成田凌)は再びヨシヲの宿に戻った。

   一平「俺は15年、あいつのこと見てる。そやさかい言わしてもらう...。この世の中で、お前のことを誰よりも思てたんは、間違いのう、千代や」

   一平はヨシヲに、千代が「弟のためなら死ねる」と言っていたことを明かした。

   その夜、ヨシヲがえびす座の方に向かったという情報を聞き、千代と一平は顔色を変えた。ヨシヲは、仲間から劇場に火を付けろと指示され、追い詰められていた。千代達がえびす座に駆け付けた瞬間、ヨシヲはまさに今マッチを擦ろうとしているところだった。

千代は、ヨシヲの存在にどれだけ励まされてきたかと打ち明ける

   千代「もうそないなことせんかてええね!」

   社長の大山鶴蔵(中村鴈治郎)は鶴亀を潰そうともくろんでいた連中とすでに話を付けていた。ヨシヲの仲間ももう手を引いていたのだ。

   千代「あんた、見捨てられたんや。そないな人たちは本当の仲間やない」

   ヨシヲ「悪く言うな!俺にはあの人らしかいてへんねん」

   ヨシヲは千代と離れ離れになった後のことを話しだした。食べるものも、行くところもなかった子どものヨシヲを救ってくれたのが彼らだった。千代のことは、自分を見捨てたと思い、ずっと恨んで生きてきた。

   それでも、千代のヨシヲに対する愛情は変わらなかった。千代はヨシヲの存在にどれだけ励まされて生きてきたかを話し、「これからは一緒にいよう」と説得する。

   ヨシヲの気持ちは揺れた。しかし、結論は千代のもとを立ち去ることだった。別れ際、千代はヨシヲに母の形見のガラス玉を渡す。

   千代「うち、また1人になってしもた」

   寂しそうな千代に、一平は思いも寄らないことを言う。

   (NHK総合あさ8時放送)

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