7万円接待の山田真貴子内閣広報官にNHKへの抗議疑惑が浮上 菅首相の記者会見は取りやめか

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   菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送関連会社から1食7万円を超す接待を受けていた山田真貴子内閣広報官が菅首相の報道番組「ニュースウオッチ9」に出演中の質問内容をめぐってNHKに抗議していた疑惑がきのう25日(2021年2月)、衆院予算委員会で新たに浮上した。

   問題は去年(2020年)10月26日放送に菅首相が生出演した際、所信表明について聞く打ち合わせだったのに、質問が日本学術会議の会員任命拒否問題に及んだこと。有馬嘉男キャスターが説明を求めると、菅首相は気色ばんで「説明できることとできないことがあるんじゃないか」と突っぱねた。

   「週刊現代」(2020年11月14日21日合併号)によると、放送翌日、山田広報官がNHKに電話し、「総理怒ってますよ。あんなに突っ込むなんて打ち合わせとちがう」と抗議したという。きのうの国会質疑で、山田広報官は電話したことはないとし、通話記録の確認は11月までしかさかのぼれないと答えた。

有馬キャスターは降板

   ここで振るったのが、参考人として出席した前田晃伸NHK会長の答弁だ。「抗議の電話を受けたことはない」と答え、電話自体があったのかを問われても、同じように「抗議の電話は」の言葉を繰り返した。質問の趣意がわからないとすれば重責を担う資格はないが、普通はそうは思えない。わかっていてとぼけたとすると、NHKへの圧力疑惑はいっそう深まる。NHKは今月、有馬キャスターの降板を発表した。とんだ猿芝居だ。

   また、政府はきょう夕方に予定されていた菅首相の記者会見を急にとりやめる方向で検討を始めたと朝日新聞が伝えた。「1食7万円報道官」が仕切る会見ではということか。

   長嶋一茂(スポーツキャスター)「とりやめる理由は山田広報官にあると誰だって思うよ」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「NHKは結局はっきりさせないが、電話があったとしても、受け手側が『あ、そうですか』と受け流せばいい。どっちを向いて番組を作っているのか、政府側か、視聴者側か?」

   接待問題は公共放送のあり方にまで問題が広がった。とぼけた国会答弁で幕引きなんて、とんでもない。山田氏とNHK会長の再喚問が必要だ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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