2024年 4月 25日 (木)

静岡新聞・静岡放送のトップが「W不倫」をフライデーされ、豪快な言い訳...メディアのトップにいていいのか? インド系の女性同士が次期米大統領の座を争うかもしれない

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小室圭は会見を開くのか?

   秋篠宮眞子さんと小室圭の話。天皇までが誕生日会見で、2人の結婚を多くの人が納得する状況になることを望むと発言したことで、小室圭が会見を開くのではないかという観測が流れている。

   だが、小室圭は現在ニューヨークにいて、5月にはロースクールを修了して、7月の州の司法試験を受験すると見られている。いったん帰国すれば隔離期間もあるため、現実的には難しいだろう。

   そのため女性自身は、眞子さんが単独で会見を開くのではないかと報じている。外国には、国民から結婚を反対されながら、会見で都合の悪いことも包み隠さず話したことで、国民の理解を得たケースが数多くある。

   眞子さんがもし、小室圭の母親の金銭問題について説明してこなかったことを詫び、小室圭と結婚したい気持ちを切々と話せば、起死回生の9回裏逆転ホームランになるかもしれない。だがその場合でも、小室圭はこれほど大事な局面でも「逃げた」といわれ、後々まで批判されるのだろうが。

   ところで、オバマ元大統領の書いた回顧録『約束の地』を読んでいる。まだ(上)だが、この手のものとしては読みごたえがある。中でも、ケニアにルーツがあるため、白人はもちろんのこと、黒人からも違和感をもって見られていたこと、司法試験に受かったのに政治家を目指したが大敗したことなどが、気負ったところがない平易な文章で、読ませる。

   バイデン新大統領は案の定というか、期待通りの影の薄い存在になりつつある。それに比べ、初の女性副大統領になったカマラ・ハリスは米『ヴォーグ』の表紙になるなど、早くも次期民主党大統領候補とモテモテである。

   トランプが次回の出馬をほのめかしたが、どうやら共和党も女性が候補者になるといわれているようだ。

   ニューズウイーク日本版によると、元国連大使のニッキー・ヘイリーだという。彼女はトランプとは仲違いすることなくホワイトハウスを去った数少ない人物だが、これまではトランプの"亜流"といわれてきた。

   だが1月の議事堂襲撃事件でトランプ批判に転じたというのだ。もちろん、トランプ政権のやったことは評価している。ニューズのビル・パウエル記者は、「実のところ未来はトランプの側にあるのではないか」と書く。「自由貿易より保護貿易がいい。外国にいるアメリカの兵隊は母国へ帰らせよう。同盟国にはもっと防衛費を負担させよう。不法移民は排除しよう」というトランプが主張してきたことを支持してきた人々は、「トランプなきトランプ主義」者だから、彼女が出馬すれば多くの支持者を集められるというのである。

   2人はともにインド系の女性で、人種差別問題についてはトランプとは全く違うのも同様である。

   インド系の女性同士が大統領の座を巡り戦うようになるかもしれない。オバマ大統領誕生よりも世界を驚かせるかもしれない。それに比べ日本の総裁選の何と陳腐なことか。

   新潮は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が発見した抗寄生虫薬「イベルメクチン」がコロナ感染者の重症化予防に有効で、この特効薬をなぜ使わないのかと報じている。

   重症化を予防する作用機序はよくわかっていないそうだが、「ブラジルのデータでは、早期にこの薬を飲ませた州と遅れた州を比べると、重症化率、死亡率が明らかに低かった」(東京都医師会角田徹副会長)というのである。

   アフリカで感染爆発が起きなかったのも、この薬を飲んでいたからだという見方もあるそうだ。

   様々な医者たちが、何十年も使われてきているから広く安全性が示されている、飲み薬であるから自宅にいて使える、副作用がないと、イベルメクチンの有効性を語っている。

   私も、自宅療養している患者で、もしその人が自己責任で飲みたいというのなら、処方してあげてもいいのではないかと思う。厚労省はできるだけ早く検討し、結論を出すべきだろう。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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