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「女性版ジャニーズ」か? 女性芸能事務所社長が配下の女優に「セクハラ」していた! ハリーとメーガンのイギリス王室批判が物議

   文春によれば「女性版ジャニーズ」だそうだ。芸能事務所「スウィートパワー」の岡田直弓(なおみ)社長(53)のことである。堀北真希、桐谷美玲、黒木メイサ、元KARAのジョンなどを自らスカウトし、次々に売れる女優にしていったという。

   たしかに、売れる美少年を自らの眼で選び、次々にアイドルに仕立て上げ、ジャニーズ帝国を築いたジャニー喜多川に似てなくもない。

   だが、稼ぎ頭だった堀北は引退し、ジョンも韓国へ帰ってしまった。都内にある5億円は下らないといわれる白亜の豪邸は、岡田が「ジョンと生活するためにわざわざ建てた」と囁かれたそうだ。最上階の3階にはダブルベッドが置かれているという。

   岡田はジョンと、傍目も憚らずに手をつないだり、お風呂にも一緒に入ったり、「ジョンの胸はね」と周囲に語っていた。だが主演作が軒並みコケたこともあり、岡田のマネージメントや岡田との同居生活に不満を抱いたジョンは、岡田のもとを去ってしまった。

   ジョンのいなくなった後、岡田が3階に住まわせたのが未成年の女優、鈴木友花(仮名)だというのだ。写真を見て惚れ込んだ岡田が、自ら鈴木の実家に足を運び、芸能界入りするのを反対していた両親を説得したそうだ。

   早速CM出演を用意し、ドラマにも出演させるなど、岡田は鈴木に注力し、「ジョンのようには絶対手放さない」と彼女にいったそうだ。

   だが常に岡田といて、夜になるとダブルベットで一緒に寝るという生活が、鈴木の精神をおかしくしていったという。エレベーターの中で過呼吸を発症して倒れたのだ。

写真はイメージです
写真はイメージです

   意識を取り戻した鈴木は涙を流しながら、「岡田さんが怖い」と訴えたという。それを境に、岡田は豪邸を出るが、鈴木の監視を怠らなかった。

   誰と会ったか、何時に起きたか、何回トイレに行ったかまでマネージャーに逐一報告させていたという。鈴木は、「岡田さんがやっているのは犯罪行為。ベッドで寝顔撮られて、セクハラされて......。『愛してる』とも言われた。とにかく嫌だった」と語っているという。

   岡田は文春の直撃に、鈴木と一緒のベッドに寝たことはないと否定し、「これまでも私、色々言われてきました。でも男にも女にも興味ないんです。反省するとしたら接近が多かったかもしれない」と語っている。

   圧倒的な力を持った人間が、社長と所属タレントという関係を超えて、生活全般を管理しているのは「監護者わいせつ罪」に該当する可能性があると、板倉由実弁護士は指摘し、「『抵抗しようと思えばいつでも抵抗できる、声を上げられるはず』という考え方は性被害の実態に反します」と話している。

   度を越した女性社長のセクハラに、女性タレントは声を上げ、ジャニー喜多川社長にセクハラされた男性アイドルたちは沈黙を守っている。おかしくないか。

   福岡県篠栗町で昨年4月、5歳の子どもが餓死した事件で、母親の碇利恵(39)と"ママ友"の赤堀恵美子(48)が逮捕された。

   文春によると、長男同士が小学校の同じ学年で知り合い、家族ぐるみの付き合いが始まったという。だが、赤堀は碇をマインドコントロールし、夫と離婚させ、碇のカネを次々に巻き上げていったそうだ。

   やがて、碇と子ども3人の食事まで徹底管理するようになり、やせ細り、ついに一番下の子どもが餓死してしまったというのだ。赤堀は宗教活動に熱心で碇も入信させたというが、自分の子どもを餓死させるまで、他人のいいなりになるというのは、私には信じられない。

   拘留中の碇はマインドコントロールが解けて、「最初は赤堀に騙された怒りがあったけど、今は自分を責めている」と語っているというが、何を今さらである。

長崎県警の女性警部が長崎新聞の男性記者と情を通じ、ネタ流していた

   やはり文春が、長崎県警の女性警部(47)が、長崎新聞の男性記者(29)と情を通じて捜査情報を流していたため、書類送検されたと報じている。

   年下の記者は県警を担当していたが、女性警部を熱心に口説いていたという。最初は「ネタを取りたい」ためだと警戒していたようだが、熱意にほだされW不倫の関係になったそうだ。

   以来、記者は特ダネを連発するようになる。一緒に旅行までするようになり、疑念を持った県警職員から情報が寄せられたが、彼女は県警の捜査対象になっていることを察知したが、関係を清算することはなかった。

   女性は依願退職したが、長崎新聞は、記者を報道部から外しただけの甘い処分で逃げ切りを計ったという。静岡新聞のトップといい、メディアには良識さえも失われてきているようだ。

都はるみと矢崎滋が東北でひっそり暮らしていた

   さて、都はるみ(73)という歌手が好きだ。彼女の『好きになった人』は演歌のお手本である。

   2008年には彼女の内縁の夫だった音楽プロデューサーが自殺したこともあった。

   そんな辛い経験をした後、はるみが表舞台から姿を消して5年以上になるらしい。

   フライデーが、彼女が東北の静かな街で、ひっそりと「好きになった人」と暮らしていると報じている。それも意外な人と。

   矢崎滋(73)である。「白鶴まる」のCMに20年以上出ていた、東大文学部出身の俳優だ。矢崎も2014年頃から、芸能界とは縁を切り、ひっそりと消えてしまった。

   今は先の東北の街で、一泊5000円のホテルに寝泊まりしているそうだ。都はるみとは、昔、彼女が座長を務める舞台に矢崎が出たことがあり、そこから深い縁ができたのではと、はるみの知人が語っている。

   はるみは東京に自宅があるので「通い同棲」をしていたようだが、このコロナ禍で、東京へは戻らず、矢崎と一緒に暮らしているという。

   矢崎がホテルのエントランスの脇に座りタバコに火をつける。わきに立っていたはるみがふいに空を指さし、2人でヒコーキ雲を見ながら笑い合っていた。

   何だかいいね。いろいろあった人生を経て、老夫婦のようにいたわり合い、ゆったりとした時間を過ごす。そっとしておいてあげようじゃないか。

   元「嵐」というべきか、櫻井翔がニューズウイーク日本版で、「東日本大震災から10年 いま伝えたい『3・11の記憶』」という長編のドキュメンタリーを書いている。

   櫻井は『news zero』のキャスターとして東日本大震災の被災地の取材を続けてきたという。なかなかの力作である。昨夜、友人から聞いたが、櫻井は辺見庸が好きだとテレビで発言したそうだ。辺見の『もの食う人びと』を読んでファンになったそうだ。

   そのおかげで、辺見の本が売れている。辺見本人が櫻井に感謝しているという。

   海の向こうではハリーとメーガンのイギリス王室批判が物議を醸している。

   アメリカのテレビに出て、「長男を妊娠中に、生まれてくる子どもの肌の色がどれだけ濃いのかという懸念をされた」というのである。

   真偽のほどは分からないが、兄のウイリアムが「王室は人種差別主義者ではない」と反論するなど、騒ぎは静まりそうにない。

静まりそうにない王室批判(写真は英ロンドン)
静まりそうにない王室批判(写真は英ロンドン)

秋篠宮眞子さんと小室圭さんの結婚への反発

   翻って、この国の「海の王子」と秋篠宮眞子さんの結婚問題も、まだまだ先行き不透明である。そんな中、週刊朝日が、「1万3057人アンケート 眞子さま小室さん『結婚問題』97%以上が『反対』」だとぶち上げた。

   これでは多くの国民の理解などできるはずはないと、あわてて読んでみた。

   このアンケートはインターネットを通じて行ったという。ネットは概ね、ネガティブな意見が多くなるのはよく知られている。

   結婚をどう思うかという設定そのものに問題ありだが、「いいと思う」は何と1.1%しかない。代表的な意見は、「金銭問題や疑惑の数々を何年も放置して、眞子さまを矢面に立たせるなどあり得ない」というものだろうが、はて、金銭問題以外の疑惑とは何だろう?

   だが、「小室圭さんは宮内庁が求めた金銭問題の説明を行う必要があるか」という質問には、「ない」が52%で「ある」の48%を超えているのである。

   見ていると、国民に説明をするべきは秋篠宮夫妻と眞子さん、この問題は当主で父親である秋篠宮さまが解決すべきだと、秋篠宮の決断不足、父親としての責任感への?が多いようだ。

   小話を一つ。新潮が歌手で俳優の福山雅治が「ヅラ」ではないかという疑惑を追いかけている。話の出所は、ビートたけしがライブでしゃべったそうだ。その瞬間、客席の女性客から「エーッ」という悲鳴が上がったというが、わかるな。

   新潮が取材力を動員して調べた結果は、どうやら、早いうちに「増毛した」のではないかという説が濃厚らしい。長年のファンクラブ会員によると、「その話はタブー」だそうだ。

コロナワクチン接種はノーベル賞もの

   日本でも始まったコロナワクチン接種だが、これって誰がつくったのかは誰も知らない。

   そんな素朴な疑問を現代が解いてくれた。

   ハンガリー出身の生化学者、カタリン・カリコ(66)という女性だそうだ。

   「彼女が研究を重ねてきたのはRNAと言う分野。RNAとは、細胞が作られる際にDNAの遺伝子情報をコピーし、体内へと運ぶ分子のことです。

   これまで多くの研究者が、病原体(ウィルス)の遺伝子情報が書き込まれたRNAを人工的に作り出し、ワクチンを製造しようとしてきた。しかし、その試みは失敗に終わりました。RNAが体内で炎症を起こしてしまい、安全なワクチンとして使えなかったのです。

   ところが、カリコさんはRNAの構造を変えることで炎症を起こさなくなる方法を考え出しました。これによってワクチンが正常に体内に取り込まれ、コロナウィルスの抗体ができるようになったのです」(東京大学医科学研究所・石井健教授)」

   今年のノーベル医学・生理学賞の受賞に最も近いといわれているそうだが、当然だろう。

   ポストから、みずほ銀行になぜ大規模なシステム障害が発生するのかを追っている。

   「みずほ銀行では、第一勧業、富士、日本興業の3行が合併して発足した0 2年4月と、東日本大震災発生直後の11年3月にも大規模なシステム障害が発生した」(ポスト)

   そして3度目が起きた。

   「金融ジャーナリストの森岡英樹氏は、『35万人月、4000億円を投じた新システムへの移行が終わり、組織が"慢心"して危機管理を怠ったのではないか』と指摘する。

   19年9月、三菱UFJと三井住友は、店外ATMを互いに開放する共通化をスタートしたが、みずほは参加しなかった。

   『新システム移行を理由に参加しなかったとされています。移行後も参加できないのは、プライドの高いみずほが頭を下げて『入れてください』と言えないことや、2メガがみずほのシステムを完全には信頼していないことが考えられます。今回は、そうした危惧が現実になりました』(森岡氏)」

   近い将来、メガ銀行は一行になるといわれるが、みずほは早々に脱落かな。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。