2021年 4月 23日 (金)

「熟年にも明日がある」と励ますドラマ。人生諦めるのは早い。再開された『オールド ジャック&ローズ』
<オトナの土ドラ その女、ジルバ 最終回>(フジテレビ系、東海テレビ制作)

   前回で「くじらママ」こと久慈きら子(草笛光子)の過去が語られる。戦後彼女は体を売っていた。その上、男たちのいる家に火をつけた。ここの女達はみんな壮絶な人生を生きてきたが、明るく前向きに生きている。あらら、こと、笛吹新(池脇千鶴)はきら子に、「ママは悪くない」と励ます。どこまでも前向きになっていた。

   2020年、コロナ禍で客足が途絶え、マスターの幸吉(品川徹)は店を閉めると宣言する。あららの41歳の誕生日だというのに。あららは故郷・福島の両親のもとに帰るが、ブラジルからの手紙を読んで、決然と東京へ立つ。くじらママとマスターがダンスを踊っている。すべての過去を乗り越えて、超熟年ホステスたちが戻ってきて、BAR 『オールド ジャック&ローズ』は再開された。人生はいくつになっても輝けるのだ。筆者も呼応したい。

   無気力で自分の四十路の歳に諦めしかなかった新が、熟年ホステスになって、人生をやり直す。見ている視聴者の大半は成功者ではなく、どこかに諦観をもちつつ平凡な日常を送っている。若いころの輝くような夢は色薄れてゆき、先が見え始める。このドラマを見て、「そうだそうだ、まだ諦めるのは早い」と励まされた視聴者は多いだろう。何でも若けりゃいい、という風潮に逆らって、熟年だってまだまだ明日がある! 最高齢の草笛光子はかの週刊文春にエッセイまで書き始めた。池脇ほか元気なホステスたちにバンザイだ。(放送2021年3月13日23時40分~)

(黄蘭)

採点:1.5
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