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「マスクいつまでやるんだ?」と麻生節。閣僚がこんな意識でリバウンド防げるのか?

   緊急事態宣言がきのう21日(2021年3月)で解除された。解除に先立ち、先週末の都内は、咲き始めた桜の下で缶ビールやワインを片手に花見に興じる若者たちの姿が。番組が直撃すると「解除で気が緩んだ」「(自粛は)強制じゃない。自己責任」の声が。

   先週金曜日(3月19日)の国会では、立憲民主党の蓮舫議員から「解除して大丈夫ですか」と質問が出たが、菅義偉首相は「大丈夫だと思う。リバウンドは防ぎたい」と答弁した。

   首相の打ち出すリバウンド対策は「午後9時までの飲食時短」「変異ウイルスのスクリーニングを40%まで増やす」「1日5000人規模のモニタリング検査」「6月末までにワクチン1億回分確保」「医療体制の見直し」の5つだが、果たしてこれで抑えられるのか。街頭インタビューでは「代わり映えしない。リバウンドは抑えられない」「ワクチンは本当に確保できるのか」など疑問の声も出ている。

   一方で耳を疑うような発言が物議をかもしているのが麻生太郎財務相。3月19日閣議後の記者会見で、「マスクは口の周りが痒くなって皮膚科がはやっている。マスクいつまでやるんだね」と記者に逆質問。肝心の景気については「景気の『気』の部分が治らないと。貯金は増えていますからね」と発言。ネットでは「国民の気持ちを踏みにじる発言」「私たちは預金なんて増えていません」と大炎上した。

橋下徹「5つの対策ではリバウンド防げない」

   キャスターの立川志らく「我々を怒らせようとしているのか、笑わせようとしているのか真意がわからない。マスクいつまでやるかは我々が聞きたい」

   月曜レギュラーの橋下徹(元大阪府知事)「これが麻生さん。永田町だとあれが通るんでしょうね。菅さんの足をひっぱらなければいいが」

   スタジオでは宣言解除後の対策についても議論が。

   田村淳「どこまでいったらリバウンドと認めて次の対策を打つのか定義があいまい。先を見越した発言が無く、その場その場のジャッジになっている」

   橋下徹「5つの柱でリバンドは止まらない。一定の水準になれば社会経済活動を止めるのが一番の柱なのに、ブレーキの部分が欠けている。政府が踏むのか自治体踏むのか。仙台は独自にブレーキかけたが、政府は把握していなかった。菅さんはリーダーシップとっているとみせたいが、政府がブレーキ持つのは絶対に違う」

   立川志らく「5つの柱、小林寅喆先生(東邦大学教授)は無理といっていた。政治家の公約と同じ」

   田村淳「ぼくはリバウンドするものと思って備えている。抑えてほしいけど、政府はリバウンドしたときのことを発表してほしい」