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「絶対に褒めない上司がいる」という投稿に若者から賛同の声

   新社会人がスタートする時期、「絶対に褒めない上司がいる」という投稿が話題になり、「さまざまな声が出ています」と司会の羽鳥慎一が伝えた。

   その投稿とは――「私の上司は注意ばかりで絶対に褒めません。そんなに自分がダメかと日々落ち込んでいます。(中略)やはり注意ばかりだとモチベーション下がりますよね?」(「ガールズちゃんねる」から)。この書き込みについて若者からは賛同の声が続いた。

   「絶対褒めない人っているよね。褒めたら負け位に思っているんだろうね」。一方、上司世代からは「社会に出て褒められるなんて事があると思っている方がどうかしている。幼稚園児じゃないんだから」

   褒めている上司に聞いてみると、「自ら積極的に動いたら、その都度、褒めるようにしている」(57歳、営業)」、「辞めないように得意分野を見つけて褒める」(57歳、デザイン系)。

   一方、若者はどう褒められたいのか。「結果だけでなく、過程もほめてほしい」(22歳、飲食業)、「褒める時はみんなの前で、叱る時は個人的に」(25歳、医療メーカー)、「自分が褒めてほしかったところと違うと残念と思う」(25歳、飲食業)

自己承認欲求が強いSNS世代

   若者文化に詳しい信州大学の特任教授の原田曜平さんは「SNSと共に育ってきた世代。周囲から『いいね』をもらって生きてきて、自己承認欲求が強い『自己承認欲求おばけ』のようだ」と話している。

   若者への良い褒め方については「9割褒めて1割改善を提案することが大事。例えば、君の資料は100点だけど、ここを変えると120点と褒めると効果的」といっている。

   羽鳥「そういわれると、やる気が出ますね。(アナウンサーの)齋藤(ちはる)さん、褒められていますか」

   斎藤「あんまり褒められていません。やはり、褒められたいです」

   石原良純(気象予報士、タレント)」「自分が褒められたことがない人は、褒められないんです。日本の徒弟制度で育った人は褒められないんでしょうね。でも、そのうち変わっていくと思いますよ」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「テレビ朝日には、昔は褒めない文化がありましたね。結婚披露宴でも褒められなかった。今は褒めないとダメでしょう。山本五十六の言葉がありますが、褒めるだけでなく、やってみせないとだめ。褒めるのとやってみせるのがセットです」