J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

「まんえん防止」対象の大阪市内は聖火リレー中止、吉村知事が表明 横浜で走るMC谷原は「前向きに」

   「大阪府の吉村知事が注目の発言をしました」ときょう2日(2021年4月)の「めざまし8」でMCの永島優美キャスターが伝えたのは、聖火リレーをめぐるニュース。新型コロナのまん延防止等重点措置の適用が決まった大阪市について、吉村洋文知事はきのう1日、「大阪市内における聖火リレーについては中止すべきというのが僕の考え方」と表明した。

   大阪府における聖火リレーは、今月13日(2021年4月)に歌舞伎俳優の片岡愛之助らが参加して堺市でスタートし、翌14日に大阪市内を含む10の区間を走り、大阪市中央公会堂でゴールを迎える予定となっている。吉村知事はこのうち大阪市内の区間について中止すべきという考えで、今後、大阪市や組織委員会と協議のうえ、正式決定する。点火セレモニーや走れなかったランナーの代替案などについては、これから検討する。

   丸川珠代五輪相は「組織委員会の基準に沿った非常に理にかなったご検討である」とコメント。倉田大誠アナウンサーは、「無観客にしてマスクをして走るのを義務付けるとか、(聖火リレーを)やっていくための方法論を検討できないか」と、大阪市内を走る予定だった聖火ランナーの声を紹介した。

「節目として大事」とMCの谷原

   MCの谷原章介キャスターも地元の横浜で聖火ランナーとして走る予定だ。「こういう式典は節目として大事。IOCやJOCが中止を決定するまでは、前向きに参加したいと思っています。僕が走る場所は人がいない区間です」と話していた。

   山村隆太(ミュージシャン)「(大阪市の中止は)仕方ないとは思いますが、オリンピックのマラソンもあるので、今の段階から対策を考えてもいいと思いました」

   金曜スペシャルキャスターのカズレーザー(お笑い芸人)「こういう番組で聖火リレーを報道しないということにすれば、スポンサーも少なくなって、イベントは縮小化されていくのでは」

   愛知医科大学の三鴨廣繁教授「私は日本がワンチームになるためには聖火リレーは必要だと思います。聖火リレーの風景をマスコミが静かに報道するようにするなど、やり方を考えてほしい」

   番組スタートから5日目を迎え、MCの2人がコメンテーターに話題を振る回数も増えてだいぶ場は活発になってきたものの、議論が拡散して回収に四苦八苦する場面も。このときも、谷原は「組織委員会が周知徹底を行い、沿道の密をどうにか下げる対策しかないのかもしれません」と当たり障りなくまとめていた。