「スシロー」ベスト1に他店寿司職人が推したネタは「特大活〆穴子天ぷら一本勝負」

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   回転すしチェーン「スシロー」は全国に584店舗があり、1年間に提供している寿司ダネは約80種類以上、約15億皿になるという。メニューを前にして、さて何を食べようか迷うが、「ラヴィット!ランキング」コーナーで、スシローの従業員がおすすめの20種類を選び、それを寿司職人が採点した。以下、そのベスト10――

(10位)大えび(165円)
(9位)えびアボカド(110円)
(8位)生サーモン(165円)
(7位)コーン(110円)
(6位)たまご(110円)
(5位)宇佐水産の漬けごま桜鯛(165円)
(4位)天然インド鮪7貫食べ比べ(1078円)
(3位)めかぶ長芋納豆軍艦(110円)
(2位)天然鮪3貫盛り(330円)

シャリ4個の上に25センチの穴子天ぷら

   ここまででわかるのは、定番のタネはえび、たまご、鮪くらいで、なかにははたして寿司と呼んでいいのか怪しいものもある。では、1位は何か。これがぶっ飛びだった。「特大活〆穴子天ぷら一本勝負」(528円)。握ったシャリを橋げたのように間隔を空けて4個並べ、25センチの穴子天ぷらが1本、その上に横たわっていた。食べ方も、しょうゆでなく天つゆに浸す。寿司職人5人のうち4人が、この珍妙な"寿司"に満点をつけたという。

   スタジオで試食する。司会の川島明は「どうやって食べたらいいんだ? (シャリとタネが)セパレーツになっちゃうな」。たしかに、天ぷらをちぎって天つゆを付け、あとから寿司めしをほおばるしかない。

   マンスリーゲストの「Snow Man」のラウールは「中がフワフワです」、金曜レギュラーの近藤千尋(モデル)は「めちゃくちゃ大きい」、ショーゴ(東京ホテイソン)は「ダシ(天つゆ)がめちゃくちゃおいしい」と、コメントは天ぷらのことばかり。これって、寿司としては失敗でしょ。

   番組では「超一流」などと持ち上げられていた寿司職人たちは、「ふわふわ、サクサク」「(うちの店では)この値段では出せない」「食べてる最中に『ウマッ』て出ちゃいました」とべた褒めしていたが、大丈夫なのかな。自分の店の評判に影響しそうだ。

文   カズキ| 似顔絵 池田マコト
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