昭和20年7月、大空襲以降も大阪には大規模な空襲がやってきていた。そんな中、最近の千代(杉咲花)の様子がおかしいことに気が付く一平(成田凌)と幼馴染みの富川みつえ(東野絢香)。
千代は夜中に家に居ないことがあり、昼間にうたた寝をすることも。その態度からみつえは、千代が誰かと密会していると疑う。
ある夜、こそこそ出て行く千代。一平が後をつけると...。
千代は、稽古の焼け跡で猫を芝居の相手として小さな声でひとり芝居をしていた。
一平も朝まで付き合いセリフの練習をした
一平「こないな時に、猫相手にそないなちっちゃな声で芝居して、何が楽しいねん」
千代「楽しいはずあれへんやろ」
千代は、このまま芝居できなくなることを不安に思っていた。
千代「芝居でお客さんを励ましてたつもりやったけど、励ましてもらってたのは、うちの方やった」
好きにさせて欲しいという千代に対して、一平も朝まで付き合いセリフの練習をする。
朝になり、千代と一平が家に帰ると、みつえが呆然としていた。
テーブルの上には、出征した千代の幼馴染み・富川福助(井上拓哉)の死を知らせる戦死広報があった。それ以来、みつえはふさぎ込んでしまう。(NHK総合あさ8時放送)