2023年 2月 5日 (日)

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週刊文春に責任はないか「山尾の相手弁護士の元妻自殺」報道に違和感...傷ついてる彼女に配慮ほしかった

   私は、「不倫弁護士の前妻が自殺していた」と、自分とは関係ないといわんばかりの週刊文春報道のあり方にも「違和感」を持つ。不倫報道はするなといいたいわけではない。政治家や官僚、弁護士など公的人間たちの不倫報道は躊躇する必要はない。だが、報じられた人間の身内の怒りや悲しみにはもっと配慮があってしかるべきではなかっただろうか。

   妻の手記には「医師からは抗鬱剤を処方してもらいました。(中略)私の精神は、すでに限界を超えた」という記述がある。危険な精神状態にあることは編集部にも読み取れたはずだ。2人の密会を張り込む情熱の幾分かは、元妻のケアに使ってもよかったのではないか。うつ病が進行すると自殺願望が出てくる。私の友人の妻も、その病の末に飛び降り自殺している。

   だいぶ昔になるが、私が親しくしていた毎日新聞政治部の人間が、文春に、幼馴染の新興宗教の教祖の娘との不倫を報じられたことがあった。政治部長にもなっていなかった。報道後、社は引きとめたが、「迷惑をかけた」と辞めてフリーになり、離婚した。

   そんな屈託からだろう、朝から酒を飲むようになった。報道からどれぐらいだったか失念したが、突然倒れて病院に運ばれ、「肝臓壊死」で亡くなった。スローな自殺ではなかったかと、私は思っている。

   スキャンダル報道で傷つくのは当事者はもちろんだが、周囲にいる立場の弱い人たちも同様である。財務省の公文書改ざん問題で自死した、赤木俊夫近畿財務局職員のケースを思い出してほしい。

   今や文春砲は大メディアを凌ぐ力と信頼を勝ち得た。そういう時だからこそ、報道した側に責任はないのか、何かできることはあったのではないか、一度考えてほしいと思う。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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