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イギリスの「医療機関負担」軽減策 ワクチン接種「推進の工夫」とは

   新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、かかりつけ医など身近な医療機関での高齢者向けワクチン接種がきのう11日(2021年5月)から多くの自治体で始まった。「ただ、予約電話や希望者が殺到し、混乱も見られました」と司会の夏目三久が伝えた。

  • 予約電話が殺到するケースも(写真はイメージ)
    予約電話が殺到するケースも(写真はイメージ)
  • 予約電話が殺到するケースも(写真はイメージ)

「一般診療に影響が出ることも」

   京都市の診療所では、午前9時の開院前から電話が鳴りっぱなし。「夜中の1時、2時にかかることあった」と院長はいう。受付前には長蛇の列ができた。「電話がつながらないから、来るしかなかった」と70代女性。2時間で180件が予約し、来週分まですべてうまった。

   夏目「医療機関が接種の対応に追われ、一般診療に影響が出ることもありました」

   日本では接種希望者が直接予約するのに対して、接種が進むイギリスでは政府が予約用のURLを市民に送って医療機関の負担を減らすシステムがとられている。打ち手不足の問題には、医療資格を持たない人を訓練して補充しているそうだ。

   きのう、東京都の新規感染者は925人、全国では6236人。全国の死亡者は111人で、このうち55人を占めた大阪は1日あたりで過去最多。重症者は全国で1176人と、3週連続で過去最多を更新した。

(あっちゃん)